美味方丈記 (中公文庫BIBLIO)/中央公論新社- ¥840
- Amazon.co.jp
陳舜臣さん夫妻の共著で、中国の食文化や陳家流の料理法などを紹介したエッセイ集です。
ピンと来ない食材や料理の話もありますが、「へぇ~」というような覚えておきたい雑学がちりばめられており、なかなか興味深い本です。
(ほとんどの話を忘れてしまうのが悲しいところですが...)
また、少し古い(約30年前)本であるため、日本との違い、中国国内の地域による違い、時代による違いに加え、現在との違いというのも感じられるのが面白いですね。
(例えば、今や全国区の食材である苦瓜が、当時はまだ沖縄・九州くらいでしか食べられていなかったことなど...)
それにしても、主題としては触れられていませんが、「豚、エビ、シイタケ、タケノコ」の組み合わせがよく出てくるのがやけに気になりました。
きっと基本というか鉄板というか、そういう具材の組み合わせなんでしょうね。
春巻き食べたくなってきた...