
ゴールデンウィーク中、九州に行く途中、高速を途中下車し、萩を訪れました。
防府から萩往還を通って萩へ。
瀬戸内海側から日本海側への縦断というと、どうしても兵庫県のそれのイメージが強く、感覚的にちょっと遠いかなと思っていたのですが、わずか1時間余りで到着。
距離にして50kmちょっとしかないんですね。
こんなに近いのであれば、もっと早くに気軽に訪れておけばよかったです。
それはともかく、萩と言えば、やはり萩城跡からですかね。

萩城は、関ヶ原の合戦で敗北し、長門・周防2州に減封された西軍の総大将、毛利輝元が、阿武川河口の三角州を整備して築いた城で、指月山の麓に本丸を構えたことから指月城とも呼ばれています。
もっとも、明治なってから天守閣などの建物は取り壊されているため、今は残された石垣や内堀から往時を偲ぶことしかできないのですが...
そんなこともあってか、ここを訪れる観光客は思いのほか少ないようですね。

ただ、萩の城下町には、いまだに江戸期の風情が色濃く残っています。
おそらく当時の町筋がほとんどそのまま残されているのでしょう。
どの筋へ入ってみても、白壁や土壁が続き、古い武家屋敷も数多く残されています。

敵の進行を妨げる目的で道を鍵の手に曲げた鍵曲も見られます。

うーん、こうして萩の城下町をゆったり歩くのもいいものですねぇ。
谷村新司になった気分です。

そして、萩と言えば夏みかんも有名なんですね。
さきほどから城下町の写真の中の緑にチラチラとオレンジ色の点が写っているのは夏みかん。
城下町の中の家々にもこうして夏みかんが植えられているんですね。
今はちょうど収穫期。
ひと足早く収穫期を迎えた甘夏とともに、いたるところで販売されていました。
それにしても、萩城跡と同じく、城下町も観光客が思いのほか少ないですねぇ。
萩って存外人気がないのでしょうか?
いや、そんなはずは...
(2)へ続く...