[Oracle] 11g(Linux) 起動時に ORA-00845 が発生 | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

Linux(x86_64) 環境に 11g をインストールし、インスタンスを作成して起動しようとしたところ、以下のようなエラーが発生しました。

ORA-00845: MEMORY_TARGET not supported on this system

MEMORY_TARGET というパラメータは Oracle の自動メモリ管理機能に割り当てる物理メモリサイズを指定するものです。

64bit 版では 32bit 版に比べてはるかに広大な物理メモリ空間を利用できるようになりました。

今回は総物理メモリサイズが 8GB あったので、そのうち MEMORY_TARGET に 6GB を割り当ててみたのですが...上記のエラーです。

ところが、初期化パラメータ MEMORY_TARGET の値をある一定の値以下まで小さくしてみると解消します。

調べてみると、どうやら、MEMORY_MAX_TARGET を設定する際、MEMORY_MAX_TARGET に割り当てる物理メモリサイズよりも大きな領域を /dev/shm に割り当てておかなければならないという仕様があるようです。

確かに、/dev/shm への割当てを大きくすると上記のエラーは解消しました。