
京都円山公園のシンボルの枝垂れ桜。
まだ五分咲き程度でしたが、それにしても随分と貧相な姿です。
昔はもっと枝ぶりが立派で大きく見えたものですが、10年ほど前から枝枯れが目立ってきたそうです。
木そのものの寿命が近付いているということもあるようですが、観光客の残した残飯を目当てにカラスが集まるようになり、枝や花芽を傷つけられたことも大きな原因となっているようです。
しかし、枝垂れ桜のこういう無残な姿を見て、観光客のマナーを嘆く...果たしてそれだけでいいのでしょうか。
花見シーズンになると公園内には出店が立ち並び、ブルーシートを敷いて酒盛りをする花見客で溢れる公園のあり方そのものを、この枝垂れ桜が問いかけているのかもしれませんね。

今まで気づかなかったのですが、この円山公園には、大河ドラマで人気が再燃している坂本龍馬と中岡慎太郎の像もあるんですね。
この像のほかにも、京都には坂本龍馬ゆかりの地が多数あります。
今年は龍馬目当ての観光客も多くなるでしょうね。