
まずは駅から東福寺への参道の途中、臥雲橋からの通天橋の眺め。
ここはまだ伽藍の外なのですが、なかなかの絶景です。
入る前にいきなりこれを見せられると期待が膨らみます。

ところが、この日は混雑を避けようと開門時刻の8時半頃に来たにもかかわらず、拝観受付にはすでに長蛇の列。
さすがは京都で1、2を争う紅葉の名所ですね。
ただ、この行列は開門時刻前から並んでいた人たちだったのか、思ったよりも行列はスムースに捌けていき、ほどなく中に入ることが出来ました。
中に入って回廊を歩いていくと、ほどなく東福寺で一番の絶景ポイント、通天橋です。

朝早かったので、日の当たっているところと当たっていないところのギャップが大きく、あまりきれいにはとれませんでしたが、眼下の谷底から臥雲橋へと奥行きを感じられる紅葉がいいですね。
また、通天橋や臥雲橋からの眺めだけではなく、

渓谷の谷底のレッドカーペット、

鮮やかな苔の緑と紅葉のコントラスト、

紅葉に覆い隠される経蔵など、渓谷を巧みに取り込んだ広大な伽藍では、様々なアングルで紅葉を楽しむことが出来ます。
ただ、こうして遠景ばかり並べると結構きれいな紅葉に見えますが、散っていたり、葉が縮れていたりする木もかなり多く、少しピークアウト気味のようでした。
今年は紅葉の進行が少しだけ早いようですね。

東福寺を見た後は、東福寺から歩いて15分くらいのところにある今熊野観音寺にも行ってみました。

こちらは規模は小さいですが、人は東福寺の数十分の一程度。
落ち着いて紅葉を楽しめる穴場的なスポットです。
また、この時期、途中の道沿いでは「泉涌寺窯もみじまつり」という京焼の陶器市を中心としたイベントも開かれていますので、紅葉+窯元巡りというのもいいかもしれません。