青春18きっぷでの日帰り旅第5弾。
他の予定があったり、天気が悪かったりでなかなか行けなかったのですが、期限前の最後の日曜日にかろうじて最後の1回を使うことができました。
今回は、三重。
まずは関西本線の快速で加茂まで行き、そこからワンマン列車で伊賀上野へ。
伊賀上野から伊賀鉄道に乗り換えて上野市にやってきました。

え~、とりあえず、また城です^^;
伊賀上野城です。
伊賀上野城は元々秀吉の時代に筒井定次が築城した城ですが、江戸時代に入ってからは伊賀、伊勢二ヶ国を治めた藤堂家の城となりました。
藤堂高虎が入城した当時は大阪城に豊臣家が健在だったため、家康の指示によって来るべき大阪攻めの拠点とすべく城郭が強化され、その時に五層天守が築かれたようですが、完成直前に暴風雨によって倒壊。
以後、江戸期を通じて天守が再興されることはありませんでした。
現在の天守は地元の名士川崎克氏が明治期に私財を投じて再興したものだそうです。

伊賀上野と言えば、松尾芭蕉の故郷としても有名です。
市内には芭蕉の生家や門弟服部土芳の草庵、蓑虫庵など芭蕉ゆかりの史跡が残っています。
檜皮葺きの個性的な外観が目を惹くこちらの建物は、芭蕉の生誕300年を記念して建てられた「俳聖殿」。
2階の屋根が笠、1階の屋根が蓑...など芭蕉の旅姿をイメージして建てられた建物で、中には芭蕉の座像が祀られています。
(芭蕉自身とは何のゆかりもありません^^;)
ちなみに、これも川崎克氏が私財を投じて建てたものなんだそうです。
当時の名士と呼ばれる方々のやることはすごいですね^^

そして、伊賀と言えば伊賀忍者。
伊賀流忍者博物館(忍者屋敷)には、ドンデン返しなど、様々な仕掛けが施されており、くノ一が説明しながら内部を案内してくれます。
忍者ショーや忍者体験などもあり、子供たちに大人気。
私も小学校の修学旅行の時に見学しましたが、今でも印象に残っています。
と、伊賀上野城周辺をさらっと散策しましたのですが、伊賀を訪れた一番の目的は、伊賀焼です。
伊賀焼、とりわけ古伊賀と呼ばれるものは薄緑色のビードロ釉と黒い焦げなどの窯変が織りなす野趣あふれる独特な風合いが魅力的なやきもので、茶器や花器に名品が多いことで知られています。
一般的には知名度は低いかもしれませんが、個人的には5本の指に入るほど惹かれているやきものです。
ただ、やはりいいものは高い...^^;
駅近くにある陶器店を2件見ましたが、古伊賀的な作品は、ちょっと買う勇気が出ませんでした。
これくらいのお金を出すのなら、もっとたくさんの作品を見てから決めたいというのが正直なところです。
とはいえ、何も買って帰らないのも空しいので、

お手頃価格の現代風の伊賀焼のデミタスカップと

電子レンジ用の目玉焼き器を買いました。
古伊賀的な作品は、改めて探しに来たいと思います。
(2)へつづく...