KTRの東の終着駅は西舞鶴です。
舞鶴と言えば、これまた釣りに来た時や、北海道へ向かうフェリーに乗るときに通過するだけの街でしたが、1つ気になるものがあったんです。
それは海上自衛隊の港です。
国道27号線を走っているといつも港に護衛艦などの艦船が停泊しているのが見えるのですが、原則的に土日は一般見学ができるそうなんですよね。
ということで、西舞鶴から東舞鶴行のバスに乗って自衛隊桟橋で下車し、見学に行ってみました。
見学の手続きは、受付で名前や住所などを記入してパスを受け取るだけです。
身分証明書の提示も求められず、自家用車を乗り入れることも可能です。
もちろん、無料です。
案外、オープンなんで、驚きました。
見学といっても、ただ桟橋から艦船を眺めるだけではなく、甲板に上がることもできるんです。

しかも、この日公開していたのは、こんごう型イージス艦の「みょうこう」です。
上甲板をぐるっと一周できるだけですが、話題のイージス艦の甲板に上がれるなんてラッキーでした。

前から見るとこんな感じ。
うーん、逆光なのが残念^^;

イージス艦の特徴といえばやはり艦橋の側面に配置されたSPYレーダーです。
SPYレーダーは全部で4面あり、コンピュータ制御で常時全方位をカバーすることができるそうです。
このSPYレーダーとその他艦橋やマスト上に配備されたレーダー等を駆使し、同時に多数の目標を捕捉し、迎撃するというのがイージス艦なんですね。
あと、艦橋前面にある白いドームは対艦ミサイル防衛用の近接防空システム(CIWS)「ファランクス」です。

イージス艦のもう1つの特徴はVLS(垂直発射装置)です。

後甲板にもあります。
前に29、後に61、合計90セル。
ここから艦対空ミサイル「スタンダードミサイル」や対潜ミサイル「アスロック」を発射します。
その他の兵装は、

12.7mm速射砲。

対艦ミサイル「ハープーン」。

対潜魚雷など。
しかし、どれもこれもすさまじい破壊力の兵器ばかりのはずですが、実際に間近で見てみると不思議なことにあまりそのような感じは受けませんでした。
穏やかな休日のイージス艦は、変わった設備がたくさん備えられた船...そんな印象でした。
一般市民にとってはあまりにも現実離れした存在だからなんでしょうかね。
刃物や拳銃を見たほうがよっぽど恐ろしく感じます。
(3)へつづく...