明日の広告 | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録


明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) (アスキー新書 45)/佐藤 尚之
¥780
Amazon.co.jp

インターネットの普及や商品市場の成熟などによって、4マス(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)に広告を打ってさえいれば、素直に消費者が受け取ってくれるという時代は終わりました。


情報洪水によって広告は消費者に届きにくくなり、届いてもスルーされ、疑われ、広告よりも口コミが重視される...広告にとっては厳しい時代です。


こんな風に消費者が大きく変化した今、求められているのは本当の意味での「消費者本位」の広告だと著者は言います。



私が読む本でもないのかもしれませんが、一消費者の立場から読んでも、消費者を実に的確に捉えているなと感嘆しながら読みました。


特に「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」の話には、読者ではないながらも感動しました。


筆者自身が前置きしているように、広告としては特殊な事例ですが、「消費者本位」の考え方を徹底的に追求した究極の表現かと思います。


広告の洪水に辟易する今日この頃ですが、こういう幸せな気分になれるような広告に出会える機会が増えるといいですなぁ。