カラー版 カメラは知的な遊びなのだ。 (アスキー新書 51) (アスキー新書 51)/田中 長徳- ¥980
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最新技術を追い求める商業主義的なデジカメの世界とそれに流されるユーザーに疑問を呈し、筆者なりの大人のカメラの楽しみ方の現状最適解を説いた本です。
カメラを楽しむ1つのスタイル論の提起...ということです。
よりよい写真を撮るためのアイデアやテクニックを説いているのかと思ったら、そういう話はほんのわずか。
タイトルを見て勘違いしてしまいました^^;
で、そのスタイルというのが、「コンパクトデジカメ+銀塩コンパクト」、例えば「GR Digital+ライカM3」などということなんですが...
それはあくまでも1つのスタイルであって、楽しみ方は人それぞれでいいと思うんです。
ただ、筆者がこういうスタイルにとる理由の1つは、デジカメには5年、10年と愛着を持てるようなモノがないということなんですよね。
デジカメが一般的に普及しはじめて十年前後。
技術的にももう十分に成熟してきました。
これからは何年も愛され続けるような味のあるデジカメに期待したいですね。
この本を読んで、GX100を買ったばかりなのにGX200の登場に揺らいでいた私の気持ちはすっかり落ち着きました^^;