阪急電車/有川 浩- ¥1,470
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最近、うちの近辺の本屋さんではこの本がよく目に付く場所に平積みされています。
阪急電車...
今のところ人生でもっともよく利用している電車です。
それゆえに気になってパラパラっと目を通してみました。
恋愛小説っぽかったので一旦はスルーしました。
しかし、その後やはり気になって買ってしまいました。
阪急電車の中でもとりわけ私がよく利用していた今津線を舞台にしていたからです。
「涼宮ハルヒ」まで読むくらいなら、これも読んどかなきゃいかんでしょう...というわけです。
この小説は阪急今津線の宝塚から西宮北口駅までの8駅を1駅1章形式とし、各駅で乗り降りする乗客の小さな物語を数珠つなぎに綴っています。
その1つ1つの物語が偶然同じ電車に乗り合わせる、あるいはホームですれ違うといったことでクロスオーバーしているのが面白い演出です。
そして、これらの小さな物語の舞台として描かれる沿線の情景が、私の記憶の中の情景とリンクし、物語にリアリティを与えます。
胸キュンものの恋愛話が中心ですが、それがまたこの沿線を利用していた時期とも重なり...
うーん、なんか、いいっすよ^^
実際に、今津線の電車に乗りながら読むとなおいいかもしれません。
(たぶん、2往復くらいで読み切れるのではないかと^^)