小説ヘッジファンド (講談社文庫)/幸田 真音- ¥540
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K氏の書棚から拝借した本です。
ヘッジファンドを題材にした小説です。
ヘッジファンドとはどういうものなのか、どんな人たちが、どんな思いで、どんなことをしているのかということがドラマ仕立てで語られています。
トレードの場面は臨場感があります。
しかし、取引のディテールの書き込みをかなり省いているため、何がどうなってどう利益が出たのか、損失が出たのか、というところがいまいちよくわからず、リアリティにかけているような気もします。
あまり細かく書きすぎても、スピード感を損なうため、雰囲気重視の読み物としてはこの方がいいのかもしれませんね。
夜中に為替(FX)のデイトレードをしながら読んでいたら、現実とストーリーがオーバーラップして結構面白かったです^^;