7月になりました。
梅雨も中盤、もうすぐ本格的な夏の暑さがやってきますが、食欲の落ちるこの季節を迎えるにあたり、作ってみたかった料理があります。
山形の郷土料理の「だし」です。
夏野菜や香味野菜を細かく刻んで、しょうゆだれに漬けただけのものなのですが、山形では夏には毎日のように食卓に上がるご飯の友なのだそうです。
私は別に山形には何の縁もゆかりもないのですが、数年前に母がテレビかなにかで見て以来、我が家では夏の定番メニューとなっており、よく食べていました。
というわけで、この「だし」をはじめて自分で作ってみたのですが、私流の材料は以下のとおりです。
きゅうり2本
なす1本
オクラ10本
みょうが2個
大葉10枚
すりごま大さじ3杯
めんつゆ(2倍)適量
作り方は簡単です。
すべての野菜を大体縦横5mm、厚さ1mm程度に刻み、すりごまをかけてめんつゆをかけてかき混ぜれば出来上がりです。
オクラは軽く茹で、きゅうりは軽く塩揉みし、なすはしばらく水にさらしてから軽く塩揉みします。
(サラサラと食べたい場合はオクラを抜きます。)
ご飯に乗せて食べることを考えて、めんつゆはやや濃いめの方がよいと思います。
冷蔵庫で冷やして味をなじませると一層おいしくなります。
そしてこれをご飯にたっぷり載せて食べるわけですが、もう、バカウマです。
野菜のシャキシャキとした食感と香味野菜とゴマの香りがたまりません。
ご飯何杯でも行けちゃいます。
ご飯だけでなく、そうめんのつゆ代わりにしてもよし、冷奴の薬味にしてもよし、まさに夏の万能常備菜です。
夏はこれだけでも生きていけそうです(笑)