新聞社―破綻したビジネスモデル | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

河内 孝
新聞社―破綻したビジネスモデル

勝谷誠彦氏がテレビでチラっと紹介していたのを見て気になったので読んでみました。


この本では、毎日新聞社の元役員である著者が、ビジネスとしての新聞の現状を考察した上で、事実上破綻しているそのビジネスモデルを見直し、新たな環境に適応し生き残るためにはどうすべきかということを提唱しています。


よその業界のことはとことん追及するが、自らについてはとことん公開しないというのが新聞社というもので、一般市民はその実情について容易に知りうる術を持ちません。


しかし、部数の拡大、広告収入の伸びに頼ってきた従来のビジネスモデルはもう相当厳しいところまで来ているんですね。



かつては一家に一紙が当たり前でしたが、今はニュースはネットや携帯で見れますからねぇ...


私もそうですが、私の周りでも新聞を取っていない人は結構多いです。


しかも、最近は新聞購読の影の動機となっていたチラシですらネットで見れるようになってきています。

Shufoo! とか結構便利ですよね^^)


これがもっと浸透してくれば、新聞の購読者は減るわ、チラシの広告収入は減るわで新聞社(特に販売店)は大変です。


ただでさえ人口減少社会へと突入しつつある中、いつまでも従来のビジネスモデルにすがりついていては、著者が言うように本当に朝日と読売しか残らないかもしれませんね。