笠間と益子に行ってきました。
双方とも焼き物で有名な所で、山を挟んで茨城県に笠間、栃木県に益子があります。
ただ、地理的には近いものの焼き物の特徴にはあまり共通点はないようです。
笠間焼はもともと信楽焼の陶工からの技術協力によって開窯し発展してきたらしいですが、今は新しい作家たちの自由な発想による芸術性の高い器作りに変わりつつあるそうです。
ということでこんな風変わりなカップ(写真左)を買ってきました。
一方の益子焼はもともと笠間の陶工の協力で開窯したらしいですが、民芸運動を推進していた浜田庄司という人が大正時代に移り住んでから、民芸調の器が多く作られるようになったそうです。
ということで、民芸調のカップ(写真右)を買ってきました。
元々同じ系列ともいえる笠間焼と益子焼なんですが、その後の歩みの違いで、まったく特徴の異なる焼き物になっているというわけです。
確かに買ったカップを比べても、お店に並んでいる器を見比べても、全く雰囲気が違いましたし。
しかし、全国各地の焼き物のコーヒーカップを集めようと思い立ってからかれこれ5年...
まだわずかに4つとは...先はまだまだ長いなぁ...^^ゞ