一般ユーザー向けの Windows Vista には「Home Basic」、「Home Premium」、「Business」、「Ultimate」の4つのエディションがあります。
各エディションはそれぞれ使える機能や価格が異なり、用途に応じて選択できるということのようです。
「Home Basic」は Vista の基本機能に絞った最もリーズナブルなエディションで、ネット、メール、Office や年賀状ソフトを使う程度のユーザーならこれでも十分かもしれません。
「Home Premium」は「Home Basic」の機能に加え、マルチメディア系の機能などを充実させたエディションで、ゲーム、音楽、テレビ、DVD などをガンガン楽しみたいユーザー向けのようです。
「Business」はバックアップ、セキュリティ、ネットワークなどの機能を充実させた、ビジネスユーザー向けのエディションです。
そして、「Ultimate」は全部込み込み+αの最上位エディションです。
一応、用途とエディションの関係がはっきりしているので、わかりやすいといえばわかりやすいのですが、購入時点では「Home Edition」でよかったが、後に上位エディションの機能がどうしても必要になってしまうということも考えられるため、ユーザーによっては微妙に悩むところかもしれません。
ただ、Vista には"Anytime Update"という購入後いつでも上位エディションにアップグレードできるというサービスもあるようなので、とりあえず下位のエディションで始めてみるというのもありのようです。
そして、Windows Vista には上記のような4つのエディション以外に、「通常版」、「アップグレード版」、「DSP版」の3つのライセンス形態が用意されています。
このうち 「DSP版」というのは自作ユーザー向けとも言うべき販売形態で、特定の PCパーツにバンドルする形で販売されるものです。
つまり、CPU、マザーボード、HDD、FDD などとセットで買い、かならず買ったパーツが組み込まれた PC にインストールして使わなければなりません。
通常のパッケージに比べるとかなり割安なのですが、セットで買ったパーツが故障や交換によってお払い箱になると Vista もお払い箱にしなければならないため注意が必要です。
そういう意味では、交換する可能性のある CPU やマザーボードとセットにするよりも、FDD などのようにお飾りとして組み込んでおくだけでも支障のないパーツとセットにしたほうが賢明だと思われます。
実際、PCパーツショップでも、FDD とバンドルして売られるケースが多いようです。
さて、以上のようなエディションとライセンスの形態を踏まえて、私は、とりあえず「Business」の「DSP版」を選択しました。
(訳あって、FDD バンドル版ではありませんが...)
多分、「Ultimate」にアップグレードすることはないと思われます^^
つづく...
【関連エントリ】
Vista 移行計画(1) - コンセプトを決める
Vista 移行計画(2) - どのエディションを買う?
Vista 移行計画(3) - ケースを選ぶ
Vista 移行計画(4) - CPUを選ぶ
Vista 移行計画(5) - マザーボードを選ぶ
Vista 移行計画(6) - メモリを選ぶ
Vista 移行計画(7) - ビデオカードを選ぶ
Vista 移行計画(8) - その他のパーツを選ぶ
Vista 移行計画(9) - PC を組み立てる
Vista 移行計画(10) - エクスペリエンス・インデックス
Vista 移行計画(11) - Windows Aero
Vista 移行計画(12) - サイドバー&ガジェット
Vista 移行計画(13) - スタートメニュー&スリープ機能
Vista 移行計画(14) - 夜な夜な Vista が勝手に起動する...)゜O゜(.