一度行ってみたいと思っていながらなかなか行けなかった北淡震災記念公園 に行ってきました。
阪神淡路大震災の震源となった野島断層を建物で覆い、保存・展示している野島断層保存館を中心に、断層の上に建っていた民家や、震災に関する様々な資料を見学できる施設です。
中でもこの断層部分を掘り下げたトレンチ展示と呼ばれる展示は圧巻。
2つの地層が接していて、右側の地層が地震で上へずれたことがよくわかります。
(本当は上にずれてさらに手前にもずれているのですが)
たったこれだけずれただけなのにあれほど大きな被害を及ぼすなんてすごく不思議ですが、よく考えるとこれは断層のほんの一部なのであって、これが地中深くまで続き、さらに横に何キロも続いているのですから、それだけのエネルギーを産み出しても不思議はありません。
大自然のエネルギーはとてつもなく大きい...
だた、この記念公園、非常に勉強になるのですが、その反面ちょっと首をかしげるようなものも...
地震がトラウマになっている被災者には「勘弁してくれよ...」と思わせるであろう震災体験施設があったり、なまず料理が食べれるレストランがあったり...
(併設の物産館にカットしたバウムクーヘンのサンプルがあったので、「断層バウムクーヘン?」と一瞬ドキッとしましたが...さすがにそれはありませんでした^^;)
おそらく10年前だったら「ふざけるな!」と言われたのではないでしょうか。
こういうものが許されるのも、ある意味、震災の記憶の風化のなせる業かもしれません...