わずか100ドルの自己資金からスタートし、50年足らずの間に400億ドルにまで増やした世界最強といわれる投資家、ウォーレン・バフェット。
この本ではバークシャー・ハサウェイのアニュアルレポートに書かれたバフェットの言葉などを織り交ぜながら、バフェットがこれまで行ってきた投資とその手法を分析し、12の法則を導き出しています。
といっても、具体的な投資テクニックを書いているわけでもないし、目新しいことを書いているわけでもありません。
例えば、バフェットはこんなことを言っています。
株は単純なものです。あながたやるべきことは、優れた企業の株を実態価格よりも安い価格で買うだけです。そして、そのすばらしい企業には当然、高い使命感と能力を持った経営者がいるはずです。いったん株を買ったら、あとは永久に持ち続けるのです。
バフェットは投資家として当たり前のことを当たり前に続けてきただけなのです。
そしてこの本にも当たり前のことがまとめられているだけです。
しかし、バフェットのように投資をすることは簡単なようで難しい。
私の5年程度の投資経験を振り返ってみるだけでも、バフェットの投資手法が優れているということはわかるのですが、わかっていてもやはり株価が気になります。
どうしても目先の結果を求めてしまい、株価の動きに一喜一憂してしまいます。
バフェットに近づくには株価の動きに動じないよう自分自身の感情を制することが先決です。
そしてそのような心構えに落ち着くには5年、10年先まで見据えて企業の価値を測り、より確信を持てる銘柄を選別する目を養うことも重要。
まだまだ日々精進あるのみ...ですかな^^;