九谷焼 | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

九谷焼1


先日、金沢に行った際、九谷焼を見てきました。


九谷焼と言えば、有田焼や伊万里焼と同様、美しい絵付が印象的な陶磁器ですが、それもそのはず、元々は有田焼の技法がこの地に伝えられたのが始まりなんだとか。

それがいわゆる「古九谷」と呼ばれるもので、その「古九谷」は間もなく廃窯するのですが、その約100年後に「再興九谷」と呼ばれるいくつかの窯が開かれては廃れという時代があり、その頃生まれた様々な画風・技法が今の九谷焼に受け継がれているそうです。



実際に九谷焼を扱うお店では、そういった様々な画風の陶磁器がずらりと並んでおり、そこに現代風の絵柄のものなども加わって見ているものを飽きさせません。


ただ、あまりに絵柄が多彩すぎて、何を選んでいいのか非常に悩ましい...


私はどこのやきものでもそうですが、”らしい”器がほしいので、その”らしい”が何パターンもあると非常に困るのです。

(原則的に1産地1個にしたいので...^^;)


ということで、迷いに迷って買ったのが、黄、緑、藍、紫で全面を彩る「青手」と呼ばれる手法を用いた「再興九谷」の吉田屋窯風の牡丹柄のコーヒーカップです。


本当は人間国宝の吉田美統作の捻金襴のコーヒーカップにすごく惹かれていたのですが、高すぎて(\31,500)手が出ませんでした^^ゞ

(大体、「うわぁ、これいいなぁ。」と思って値札を見るとウン万円だから困ってしまう...)



そして、もうひとつ、「時代絵変わり盃」という面白いセットものを見つけたので購入しました。


九谷焼2


九谷焼の代表的な画風で描かれた6つの盃が木箱に納められたもので、間違っていなければ、上段左から飯田屋風、木米風、永楽風、下段左から庄三風、吉田屋風、古九谷風のはず...^^ゞ


値段も2千数百円~とお手頃で、九谷焼の代表的な画風を手っ取り早く楽しむコレクションとしても、お土産としても喜ばれそうなセットものです。


様々なパターンのやきものがある場合、こういったセットものがあるとうれしいですね^^