Vista の目玉機能といえば、新インターフェース「Windows Aero」です。
「Winodows Aero」では「フリップ3D」やウィンドウ枠の半透明化など、高度な 3DCG 技術を駆使した画面描画によって、美しくかつ使いやすいユーザーインターフェースを実現しています。
しかし、このような高度なグラフィックス処理は、ハードウェアにも高い性能を要求します。
XP までは、3D ゲームや動画再生などをしないのであれば、安価なビデオカードやマザーボードの内臓グラフィックス機能でも十分だったのですが、Vista で「Windows Aero」を快適に使おうと思うと、現行モデルのミドルクラス以上のビデオカードが必要になります。
(一応、「Windows Aero」を使わないという選択肢もありますが...^^;)
ミドルクラスといっても1万円前後から手に入るので、金額的にはそれほど負担は大きくないのですが、ビデオカードにかかる負荷が大きくなる分、発熱が大きくなるのでしょう、そのクラス以上のビデオカードには軒並み大きなヒートシンクやファンが付いているんですよね。
省スペース、静音志向のユーザーには痛いところです。
ということで、私が目を付けたのは マザーボードに付いている Intel G965 チップセット
内蔵のグラフィックス機能です。
この G965 に内蔵されているグラフィックスコア GMA X3000 は単体の低価格ビデオカードを上回るほどのパフォーマンスを発揮し、普通に使う分には「Windows Aero」も快適に動作するらしいのです。
私としては「Windows Aero」が普通に動作すればそれで充分なので、とりあえずこの内蔵グラフィックス機能を使うことにしました。
余計な金額を支払わなくてもいいし、 PC をうるさくせずに済みますし。
ただ、今使っているスタンダードな画面では問題ないと思うのですが、将来的にワイド画面のディスプレイに乗り換えた場合、内蔵グラフィックス機能では性能的に苦しくなる可能性もあります。
そうなったときには、改めて単体のビデオカードの追加を検討することになるかもしれません。
つづく...
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