この三連休は四国の剣山にキレンゲショウマでも観に行こうと思っていたのですが、直前の地震を受けて計画変更。
剣山ではなく、近場の六甲高山植物園にキレンゲショウマを観に行くことにしました。
この時期、表六甲からでは暑かろうと思い、裏六甲、有馬温泉から紅葉谷を登ります。
途中、たまに氷瀑を観に行く七曲滝に寄り道。
夏はこんな感じなんですね。水量少なめ。
今日は滝ではなく、この時期このあたりの谷筋に咲くイワタバコを観るのが目的。
もう終わりかけという感じではありましたが、七曲滝手前の狭い谷の両側の岩場にびっしりと群生していました。
まあ、そんなに好きな花でもないのですが、どういう時期にどういう場所にどんな花がどんなふうに咲くのか、そういうことを知るのも山登りの楽しみの一つです。
紅葉谷に戻って登っていく途中で見つけた葉脈だけを残した枯葉。
紅葉谷は北側斜面なので花は少なめですが、極楽茶屋跡に出て六甲全山縦走路を歩くと、夏の花がいろいろ咲いていました。
特にフジフサウツギが目立っていました。
六甲ガーデンテラスには、オニユリや、
ヒゴタイや、
これはセリ科の何かかな?
今日の眺めは、雲多めで霞んでいます。
そして、六甲高山植物園へ。
キレンゲショウマは斜面一面に咲いており、見頃でした。
そんなに花弁を大きく開く花ではないので、なかなかきれいに咲いているものを見つけるのが難しいですが、
咲く前のつぼみもかわいいので、花とつぼみをセットで撮りたいですね。
剣山のキレンゲショウマはどんなだろうか?
そして、レンゲショウマも見頃でした。
これは背が低く、下向きに咲くので、写真を撮るポジションが難しい。
でもこうやって下から仰ぎ見ると、透き通るような白で、この暑い時期になんとも清楚で涼やか。
とてもきれいで好きな花です。
キレンゲショウマはレンゲショウマに似ているということでその名がつけられたそうですが、キレンゲショウマはアジサイ科キレンゲショウマ属、レンゲショウマはキンポウゲ科と全く別の種。
そもそもあまり似ているようには見えませんが、つぼみがかわいいところは似ているかな。
他にはユウスゲ、
ヤブカンゾウ、
キキョウ、
フシグロセンノウなどなど。
春や初夏ほどではありませんが、キレンゲショウマやレンゲショウマ以外にもいろいろ咲いていました。
あと、これは...六甲ミーツアートの作品でしょうか。
園内、それから道中、制作中の作品もいくつか見ました。
8月24日開幕ですね。
今日は少しでも暑さを避けるため朝7時前にスタートしましたが、植物園を出るともうお昼前。
帰りはロープウェイに甘えようかと一瞬考えましたが、2ヶ月ぶりの山歩きだったんで、しっかり歩ききろうと行きと同じ紅葉谷を歩いて下山しました。
今日は裏六甲から登ったことと、午前中曇りがちだたことが幸いして、日差しにやられることが少なく、時々心地よい涼風も吹き、体感としてはそこまで暑さは感じませんでした。
ただ、歩けば途端に汗だくになり、水分も2リットル近く消費しましたので、やはり登山をするには暑かったということになります。
下界で35℃を超えるような暑さが続く夏はちょっと勘弁してほしいです。
心地よく歩ける秋が待ち遠しいです。