
新緑のブナ林。
このあたりから山頂に向けて、どんどん立派なブナが現れます。

満開の馬酔木。

ブナ林の林床にはカタクリが現れ始めました。
カタクリはこのあと山頂までずっと咲いていました。

樹々がまだ芽吹かず林床が明るいうちに葉を広げ、花を咲かせ、種を付け、樹々に葉が生い茂り、光を遮るようになる頃には跡形もなく消えて、また1年後に姿を現す。
スプリング・エフェメラルと呼ばれる植物たちのしたたかな生存戦略には驚かされます。

ところどころ、オオバキスミレも咲いていました。
キスミレより花が小さく、花に比して葉が大きい。
スミレは他にも何種類か咲いていました。

ミヤマカタバミ。

これはユキザサのつぼみかな?

ショウジョウバカマも咲いていました。

もうすぐ山頂。
高島トレイルに合流した後はほとんどこんな感じの緩やかなブナ林の尾根歩き。
山頂に近づくほど季節は逆戻りで、先ほどの鮮やかな新緑と比べるとまだ芽吹いたばかりで早春の雰囲気です。

そして、大御影山山頂(949.9m)に到着。
三等三角点。
花を探しながらややゆっくりめに歩いて、ビラデスト今津から3時間でした。

ここまでなかなかきれいに咲いているイワナシがないなと思いながら歩いてきましたが、山頂に群生していました。

元気いっぱいに咲くイワカガミやイワウチワと比べると、小さくてあまり目立たなくて、そしてとても弱弱しく感じる花。
梨に似ているという実を見てみたい。

オオカメノキかな? 立派な木。

反射板。
山頂は周囲の景色がよく見えないので、少し先まで行ってみます。
このあたりはバイケイソウがたくさん茂っていました。

北側に延びるノロ尾と呼ばれる尾根。
この先を歩くのも気持ちよさそう。
大御影山は滋賀県と福井県の県境の山で、この先は福井県。

右に目を向けると、高島トレイルの大谷山から北側の山並み。
左奥に見えるのがたぶん赤坂山、三国山あたりの山塊。

左に目を向けると、美浜町の街並みが見え、その向こうに(写真ではわかりませんが)若狭湾もうっすらと見えました。

山頂でゆっくり休憩して、帰りも見逃した花はないかとゆっくりめに下っていきます。
往路はずっと曇っていたのですが、午後に差し掛かって、ようやく雲多めながらも青空が見えるようになってきました。

琵琶湖と竹生島。
今日はトータル6時間の山行でした。
ビラデスト今津から大御影山までは距離は少し長めながらも標高差はそれほど大きくなく、きついところもほぼなく、気持ちよく歩けました。
そして、1回の山行でこれほどたくさんの種類の春の花々を見れる山というのはなかなかないのではないでしょうか。
たぶん、今が一番いい時期。
春山大満喫の山行でした。