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ArchitecTrip

世界建築巡礼

朝からおしゃれにカフェしようと、ネルソンの街中をうろつく。



と、またイケメンジョナサンに再会!!


すると、彼の友達が、昼の12時から、街の教会でタダで昼飯が食べられるよ。と教えてくれた。


タダで昼飯。
それって、配給?




オシャレに朝カフェしたら、すぐに昼になったので、タダ飯が食べれるという教会へ。


教会は、とても小さくて、教会というより、公民館という感じの簡素な建物。


中に入ると、イケメンジョナサンが。


みんなおいしそうなランチ食べてる。


ヒッピー風の若者や、地元のお年寄りや子供連れの家族や、いろんな人が集まってる。


私達もプレートを持って、配給の列に並ぶ。


まずは、パン。


そして、スープ。しかも、じゃがいもかカブのスープか選べる!


そして、今日のメインはカレー。しかも、肉入りかベジタリアン用か選べる!


そして、デザートにはゼリー。



かなり、立派な食事。


しかも、かなり、旨い。


これがタダなんて。


なんて、良い街なんだ。



たまたま居合わせた、サマーランドで一緒に働いてたカナダ人のアレックスに聞くと、これはボランティアで教会がやってるらしく、カナダの街ではこういう教会が結構あるらしい。

月曜から金曜まで毎日やってるらしい。


これは、良いシステムだ。


明日も来よう。
むしろ、ここ、住める。



お腹を満たしたら、ショッピング。


ネルソンには、体に優しいナチュラルウエアの店が多い。


どんな感じかというと、オーガニックコットンや、大豆や、ヘンプで作った服を扱った店。
値段もそんなに高くなく、ヘンプや大豆の服は、丈夫で、長持ちするらしい。




でも、旅人には高く感じられるので、悩みまくった。




悩みまくったあげく、半額セールのワンピースを一着購入。


大切に着よう。




あと、趣味のヘンプアクセサリー用のヘンプ紐も購入。


値札に書かれた値段は「10$/12$」。


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よくわからず、レジに持ってくと、レジのお姉さんが、「High? or Low?」と聞いてくる。


よくわからないので、どういう意味か聞くと、「値段が自分で選べるのよ。」よお姉さん。


値札の表示の10ドルか12ドルか選べるらしい。
「真ん中でもいいわよ。」と言われ、チキンな自分は「11ドルで。」と真ん中の値段を選んだ。


一緒にいたコビッチは、どうどうと「Low」と、安く買っていた。


つまらん見栄を張ってしまって少し後悔した。



街中で、日本人にも会った。


こんな変な街で日本人に会うなんて。


彼の名はケンくんといい、しかもしかも、地元がかなり近かった!!


私が住んでる街が土岐市なら、彼は隣の多治見市出身らしい。


ちかーい!!私が働いてた街じゃん。


カナダのヘンピな街で久々にする地元話。




夜はめちゃオシャレーなclubで夜遊びもした。


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この日のメインはDj Filastin。

彼はDjプレイ中に太鼓だったり机だったりスーパーのカートだったりを叩いて一風変わったShowを見せてくれる。



・・・らしい。



私は彼の出番前に酔いつぶれて車で寝てしまい、見逃した。


コビッチは彼のDJを前々から知っていて、更に、目の当たりにして、「これは見ないとヤバイ。」と思ったらしく、親切にも起こしにきてくれたのに、


「眠いから後で。」


と言って、朝を向かえてしまった。


あー後悔。


でも、だいぶ楽しかった!


ネルソン、おもしろい。

朝、起きて公園のトイレで顔を洗う。


少しずつ、ホームレスに近づいてる。


というか、もう立派なホームレスか??



町へ行くと、町中が暗い。


どうやら停電してるらしい。



うーん。


仕事も無さそうだし、移動しよう!





サマーランドのもっと北の町に行けば、チェリーの仕事があるらしい、という情報を頼りに、西へ戻ることに。


車を探しに行ったオシャレヒッピータウン「ネルソン」が近いので、とりあえずネルソンに向かう。



途中、道が湖に当たり、途切れた。


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車の列に並んでいると、フェリー登場。


カナダでは道が湖や川で途切れて、フェリーで渡ることがしばしば。


もちろん、このフェリーは無料。


初めての「車ごとフェリー」にうきうきする。


フェリーにはカフェまであったので、コーヒー飲みながら優雅に湖を横断。


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フェリーを降りて、しばらく走ると、ネルソンに再び到着。


プラプラと待ち歩き。


可愛いお店が多くて、ウインドーショッピングが楽しい。


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というか、物欲を抑えるのが大変。


カフェもオーガニックカフェが多い。


しかもオシャレで可愛い。


ちょっとーなんて素敵な町なの。



オーガニックスーパーも地元の人で賑わう。


「地元の野菜を食べよう!」


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と掲げられたポスター。


そんなオーガニックスーパーでコーストンでチェリーソーティングしてた、ジョージの畑のジャム発見!!


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上の段がジョージのジャム。


馴染みのあるラベル。懐かしい。嬉しい。


きっとこれは私がソーティングして、種抜きしたジャムだ。


2つ買って、1つは実家に送った。




買い物してたら、サマーランドで一緒に働いてたジョナサンに再会!!


ケベック出身のジョナサンはかなりのイケメン。


イケメンすぎて、喋る時、緊張します。


そんなジョナサンはこれから、少し北上して、HotSpringに行くとか。


それって温泉じゃん!!!!!!!!


行きたい!!!!!!!




街に出て再びプラプラしてると、日本人顔の男性に英語で話しかけられる。


彼は親が日本人のカナダ生まれカナダ育ちのカナダ人。


日本人顔なのに、日本語がカタコトでなんか変な感じ。


彼とまたシャンバラの話になる。


すると、彼が、


「今夜、シャンバラのアフターパーティが隣町であるんだけど、来る??」


と。
なんておもしろそうなお誘い。




行きます!




と返答して、お別れ。
というか、気づいたら消えてた彼。幻か?


夜ご飯をレストランで済ませ、隣町のウィンローへ。




ウィンローに唯一あるレストランはオーガニックレストラン。


そのレストランの庭に集まるたくさんの人。


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シャンバラとは違い、落ち着いた雰囲気で生バンドの演奏を聴きながら、お酒と音楽に酔いしれる。


そこで、なんと、17歳のスカイ君が自転車で通りかかる。


また会ったかー!!


友達の家に遊びに来てたらしい。


おもしろすぎる偶然の出会いの連続。




今夜は夜空の星が綺麗。


眺めてたら、ものすっごいデッカイ、長ーい流れ星が!!


しかも、見てると幾つも流れる。



アフターパーティそっちのけで、空き地にビニールシート広げて、みんなで寝袋にくるまって夜空を見上げた。



たくさん、流れ星みて、たくさん良いことありそうな予感がした。


あんなに特大の流れ星、人生で初めてだ。


明日は何が起きるのかな。

今日はOKタイヤさんの営業日。



フォードちゃんは、廃車にせずに、OKタイヤさんに譲ることに。


使える部分は使ってもらう、ということで。



廃車にならなくてよかった。


短い間だったけど、ありがとうフォードちゃん。


大事にしてあげれなくてごめんなさい。




さよーならー




そして、みんなで近くのプールへ。


ジャグジープールがあって、そこで体を浸かり、温まったらシャワーで体を洗う。


完全に違う目的でプールを利用。


ごめんなさい。



約5日振りにシャワー。


さっぱり、きれいな体になったら、いよいよチェリーピッキングの町、クレストンに向けて出発。



新しい車、ダッヂちゃんは快適快適。


サウンド良好。


だけど、スピーカーは運転席と助手席だけ。


後ろのベッドでくつろいでると、音楽聞こえません。



ベッドでごーろごーろしてるうちに、クレストンに到着。



ビジターセンターに行って、地図をもらう。




大きそうなチェリーファームに行ってみる。


「仕事を探してるんですが・・・」
「うちは募集してないよ。」



次。



「仕事を探してるんですが・・・」
「チェリーは昨日で終わったんだ。すまないねー」




え。チェリー終了?




その後、ガソリンスタンドにて、同じくチェリーピッキングでお金稼ぎ中の男性に声を掛けられ・・・


彼の話によると、この町のチェリーは50%のファームは終わってて、90%のファームは労働者が満員。


らしい。



仕事がない・・・



日も落ちかけてきて、しょうがないので近くの公園に停車。


今夜はここで一泊することに。


どうなるんだろう。

凍えながら、シャンバラの会場のベンチで朝を迎える。


ベンチに座ってると、いろんな人が声を掛けてきて楽しい。




シャンバラは屋台も充実。


ありきたりなファストフードばかりじゃなく、カレー屋さんにはベジタリアン用カレーもあるし、チャイもある。


イタリアンカフェ屋さんではおいしいコーヒーとパニーニが売られ、


揚げたてドーナツ屋さんもある。



一番度肝を抜かれた屋台は、ハンバーガー屋さん。


なんと、ここのハンバーガー屋の店員のお姉ちゃん達はみんなトップレス!!


トップレスにペイント!!という目立ちすぎ&誘惑しすぎな格好。


当然のように大繁盛してました。




そして、今日は約束のある日。


ヒッピーバンのマロフ親子と10時にOKタイヤさんで待ち合わせているので、8時に会場を後にして、ヒッチハイク開始。


帰りの車がたくさんいるので、ヒッチハイクは簡単だろう。




・・・と思いきや、なかなかつかまらない。


みんな笑顔で手を振ってスルーしていく。




なんでーーー??????




だいぶ、長い間、ヒッチハイクしてた。


捕まらないからだいぶ歩いた。


ホントに疲れた。


おかげで約束の時間は当に過ぎてしまう。





幸いにも、シャンバラに興味の無いごうすけ氏が車で待機しててくれてるので、任せることができた。


ごめんね、ごうすけくん。頼れる兄貴です。




結局OKタイヤに着いたのは昼の11時。


それからマロフ母とごうすけくんと合流して、なんやかんや手続きに戸惑い。



保険も安く、新しい車に移すことが出来た。


ナンバープレートはそのまま使って良いということで問題なし。



無事にすべて完了したら、マロフ家に車を取りに行って、


またまた、お昼ご飯に、とサンドイッチをご馳走になって。



温かいマロフ家を後にする。


良い家族から良い車を譲り受けれて良かった。


ご縁に感謝。



OKタイヤに帰って、荷物を移す。


前より大きな車だから、増えた荷物も余裕で受け入れてくれた。



夜は久々に(車の)ベッドで熟睡。


ベッドで寝れるって素敵。

オシャレなヒッピータウン、「ネルソン」の川原の空き地で迎える朝。


朝からカフェでネットでも。


と、外のテラスでオシャレにコーヒー飲みながらネット。




ネルソンはオシャレーなカフェ、服屋、雑貨屋がメインストリートにギュッと集まった小さな街。




そんなオシャレタウンでオシャレにまったりしてると、少年が話しかけてきた。


彼は名前をスカイと言い、17歳だという。


自分は未成年で、お酒が買えないから、変わりに買ってきてくれないかと、可愛い相談。




スカイと話してたら、サルモで今やってる、ビッグ野外パーティ「シャンバラ」の話に。


シャンバラは行ったの?と聞かれ、行きたいけど、高いから行かない。と答える我々。




シャンバラは3夜か4夜か忘れたけどとにかく踊り明かすエレクトロ系のイベントで200ドルもする。


行きたいけど、異常に高い。



すると、スカイ少年は「今日は最終日だから、16時以降に行くと80ドルらしいよ!!」


と、教えてくれる。
80ドル!?安いじゃん。




じゃ、今日車買って、その車で行っちゃおうぜー!!ってテンションになる。




スカイ少年にサヨナラして、とりあえず、ヒッピーバンの持ち主に電話。


3人とも、英語に不安があるので、電話する人をジャンケンで決める。


不安がりながら電話するのはジャンケンで負けたもとしくん。


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電話を切った彼。
「とりあえず、3時に行くって伝えた。」
「ドコに?」
「分かんないけど、キャッスルガーのブルーベリーなんとかってトコ。」





もとしくん、それだけでは、オーナーの家には辿り着けませんよ・・・





とりあえず、キャッスルガーは私達の車が放置してある町。


テントをたたんで、キャッスルガーに戻ることに。




ヒッチハイクした女性がとても良い人で、事情を話すと、車のオーナーに電話してくれて、ウチの近くだからと、その家まで連れて行ってくれた。




あーマジで感謝感謝。カナダの人は良い人多い!!




出迎えてくれたのは、マロフ親子。
お母さんと娘さんの二人暮らし。


大きな家に、大きなお庭。


庭ではお母さんがオーガニックの野菜を育ててる。


オーガニックの野菜を育ててる人に悪い人はいないはず。




見せてもらったキャンピングカーはまず、ボディにはペイントだらけ。


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去年の「シャンバラ」に乗ってって、みんなで落書きしたんだそうで、ジミヘンのペイントもされてる。


中を見せてもらうと、グレートフルデッドのポスターが貼られ、あちこちに落書き、シャンバラのポスターが貼られ、まさに、「ヒッピーバン」!!


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しかも、この車、2回もカナダからメキシコに走行したそうで。頑丈そう。


しかもしかも、前のバンよりデカイ!!


なんと、机とベンチがベッドになり、天井も引き出せばベッドになる。





合計3ベッド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





みんなで寝れるーーーーーーーー


足伸ばして寝れるーーーーーーーー


しかもキッチンもガスが使える!!


サウンド良好!!


エンジン良好!!




一瞬で気に入って、「買います!!」と即決。


1200ドルを1100ドルに負けてもらって、交渉成立。




必要な書類をお母さんが探している間、リビングにて、手作りジュースと、ブルーベリー、畑で取れたキュウリをいただく。


なんだか温かいマロフ親子。
良い人にまためぐり合えてよかった。


お母さんはアジアを旅した経験もあって、日本にも興味がある様子。


同じ旅人の匂いです。




結局、書類が見つからず、明日、OKタイヤの前で待ち合わせ。
それまで、車はおあずけ。


またヒッチハイクでOKタイヤに帰って、ごうすけくんに報告。




そして、3人でまたヒッチハイクでサルモへ。


シャンバラに乗り込むことに。



2回ヒッチで車を乗り換え、最後はシャンバラスタッフに拾われる。


会場は町外れの山奥のガッタガタの道を大分奥に行った広場。




やっとゲートに到着。
値段を聞くと、105ドルやった。


80ドルと聞いてたけど、ここまで来て入らない訳にもいかず、しぶしぶ払う。


少しテンション下がる。




会場に近づくにつれ、人が増える。


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みんな、仮装してる!!


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すげー変な人いっぱい!!


なんだか楽しそう!!!



一気にテンションが上がる。



ステージは全部で5つ。
今日は1つが閉まってて、4つのステージ。


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それぞれのステージが違った雰囲気でおもしろい。


みんなそれぞれ、音に乗せて踊ってます。


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というより、踊り狂ってる。


クレイジーや。クレイジーなパーティや。




会場では、サマーランドで一緒に働いてた、メキシコ人のアレックやフィット、フランス人のニーナやジュワキンに再会!!


なんだかとっても嬉しかったー。


彼らは初日から来ている様子。




夜が明けるまで、延々と音楽はなり続ける。


楽しい夜は更けていく。



今日も、かなーーーーーーーーーーーーーり、濃い一日やったな。