1。 外観及び構成品
- 着心地の良いレジンシェル、ケーブルのディテール/品質共に良い方、
イヤーピースとケースはマアマア...
200ドルを超える製品にしては構成品が貧弱です。
- ノズルが長い方なので挿入深さによる表現力の変化をもたらすのに
有利で1DD+4BAが利用された未来技術を注ぎ込んだことを示すために
ノズルの中に各帯域別に分かれた小型ノズル3つが見えます。
ところが、ここで一つの問題点が発見されます。
ダストフィルターがない 。 別に提供されない!!
耳の中が清潔でない人が使っていて万が一穴が塞がると真空掃除機で
引き出さなければならない不祥事も発生しますね。--;
それで私はFR特性に影響を与えない薄膜型メッシュ素材の
ダストフィルターを付けてあげました。
2。 SPEC
35オム/110dBですが実テストの結果1vrms未満級では駆動が
足りないかもしれません。ポータブルDACでもつけると楽々。
3。 周波数特性テスト
- 基本イヤーピース基準で一般的な着用状態では共振点が7K近くに
位置します。 他のテスターの測定値を見ても似たような結果。
- サブベース~2Kまではハーマンターゲット追従性が非常に良好。
2K~7Kはこの機器だけの固有のチューニングで調整された形で
実聴音上は暖色系に近いバランスでチューニングされハーマンに
比べてボーカルと倍音特性はかなりおとなしい方です。これは
好き嫌いが多少あるかもしれません。空気感はやや足りない方。
- 共振ピックも低く長時間リスニングも問題ありません。
似たようなチューニング特性を持つ発売価格200ドル前後の
競争機器との比較
- PERFORMER 5、YUME 2、測天無朽HEYDAY 3種は価格帯も
似ており、低音域~中音域のFRが非常に似ているようなものです。
中·高音域からのFRが変わりますがFR+機器特性を反映した
私の基準で各機器のポイントを簡単に把握してみると、
- PERFORMER 5 : 味付けの少ない淡白さ、無難、清潔
- YUME 2 : 女性ボーカル用に良い味付け、軽快、活発
- 武則天HEYDAY : 特別なコメントが難しい。がっかりした製品
4。音の表現力
- 音像(ボーカルの中央焦点) : 優秀
- イメージング(定位を含む) : 良好
- サウンドフィールド1(左右のステージ) : 優秀
- サウンドフィールド2(上下の拡張) : 良好
- 分離度(解像度を含む): 良好+
- 残響:適度
5。AFUL PERFORMER 5 はこんなイヤホンです。
1) PERFOMER 5のチューニング性向は有名なレビューアーである
GIZAUDIOとHBBが大好きな中音域~中高音域のFR特性を持っています。
いわゆる彼らのシグネチャー ターゲットに非常に近くチューニング
されており、反応速度、残響などの特性も中立的なので、リスニング系に
適していると言えますね。
2) この機器を開発するのに3年かかったそうで未来技術が大挙導入された
そうですがそれらの技術は以下の通りで体感は
- EnvisionTEC 高精度3D印刷音響チューブ構造
: 特別な効果を感じるには曖昧
- 高ダンピング空気圧力バランスシステム
: 圧力がほとんどなくベース飽和も極めて少ない
- RLCネットワーク周波数分割修正技術
: 最近ハイブリッドのクロスオーバーチューニングは全般的に大丈夫なので
より良い点は明確に感じるのが曖昧
3) 2022年 初めて聞くAFULというメーカーから野心的な機器が登場し、
有名レビュアーの好評に加え、無難なFR状態と初めて見る技術に対する
疑問を解消するために様々なテストを行いました。
おとなしくチューニングされたFRバランスと音響特性と性能面では
非の打ち所なくよく完成した機器だという判断です。 加えて少し
EQが加わると自分の好みに合わせやすいオールラウンダータイプに
非常に近い基本チューニングの状態は十分褒めたいと思います。
4) ただ、金額帯に合わない安価なイヤーピースとケース、
ダストフィルターがない部分はこの機器に対する技術と音響性能とは別に
ユーザー親和的な部分では不親切な部分だと評価したいです。