ホットウィールの「007は2度死ぬ」トヨタ2000GT | MODELと日々の徒然と

MODELと日々の徒然と

鉄道模型・ミニカーと日常のそのほか

 先日入庫のホットウィールから
20230418SE (14)

 「007は二度死ぬ」に登場したトヨタ2000GTのオープントップです。
 本来2000GTはクローストップなのですが、撮影に際し天井が低すぎてショーンコネリー氏の頭がつっかえるために急遽オープントップの仕様に改造されたとの事。
 資料によっては「ボンドカー」に入っている事もある2000GTですが、劇中で007が運転するシーンは無く日本の情報機関のアキ(演 若林 映子)が専ら運転していました。
20230418SE (1)

 ボンドカーでないせいか、クルマ自体には特にギミックは無し。敵のMS40クラウンに追いかけられた時には救援のV107を呼んで磁石で敵をを吊り上げて助けてもらっています。


 もしこれがTULIP機関のコルベット(注1)だったらクルマごと空に飛んで脱出するかフロントのミサイルで敵を吹き飛ばしていたかも・・・ですねw
 この2000GTに特殊装備らしいところがあるとすれば、このシーンに登場する「テレビ付き自動車電話」くらいな物(それも何故か画面が座席の後ろについている)でしょうか。

 それはさておき
20230418SE (2)

 実車の2000GTは見栄えの為に量産車よりもAピラーを寝かせる改造をしていたそうですが、ミニカーでもそれと同じ処理をしている様でフロントスクリーンがノーマルよりも小さく見える感じが再現されています。
 全体のプロポーションもかなりグラマラスで、実車よりも誇張が入っているかもしれません。それだけに他のミニカーよりもロー&ワイドな印象でこれが実にカッコいいです。
20230418SE (3)

 ホットウィールで久しぶりに見る「キャラウィールっぽいミニカー」ではあります(そういえばかつては「メガフォース」のメガクルーザーもモデル化されていましたがw)

 注1 TULIPとは本作の前に川津祐介主演で東映で製作されたTVのスパイアクションドラマ「スパイキャッチャーJ3」に登場する組織。

 この作品ではコルベットスティングレイが登場しますが、こいつがまた「ホバー機能で空を飛び、ミサイルや噴霧装置で敵を蹴散らす」という下手なボンドカーより芸達者な活躍をしてみせます。

 また、007で日本の情報機関のリーダー・タイガー田中として活躍する丹波哲郎氏もTULIP J1として出演していますが、J3の敵の組織の名前が「タイガー(TIGER)」なのは偶然でしょうか?
 (なお、TULIPとは「The Undercover Line of International Police」の略、TIGERは「The Intetanational Group of Espionage and Revolt」の略だそうですw)