この間紹介したマンガ「mono」に絡んだパン屋さん食べ歩きツアーから、その2です。
作中で紹介されていた2軒目のパン屋さん「ずん〇ゃんパン」(作中では「ずんずんパン」と表記)
前回の〇十パンは目抜き通りに隣接した「オフィス系パン屋さん」でしたがこちらは住宅地のど真ん中にある「下町系」と言った趣。登下校の学生なんかが気軽に寄れる感じです。
表通りの商店街からも離れていて、部外者には「まさかこんなところにパン屋さんが⁉」と思われるロケーションですが、日曜日の昼前だというのに店内は順番待ちの列があるという、地元には隠れた名店なのでしょう。
ここでも作中で紹介されているパンをいくつか買い込みましたが、お値段が前の店の半額程度に収まったのには驚きました。まさに庶民の味方といったところでしょうか。
ここの名物メニューらしい、見た目はふつうのアンパンみたいに見えますが、
実は刻んだたくあんを挟み込んだ「たくあんパン」です。
上に載っている白いのはマヨネーズですがこれが意外と鰹節をまぶしたたくあんに合うのです。
パンの柔らかみとたくあんのコリコリ感がマッチして意外に美味しいパンでした。
タンパク質系ならこちらの「ささみパン」もなかなか。
これまた一見もたれそうな総菜パンに見えるのですが、ささみの肉がみずみずしいのとレモン風味の隠し味が絶妙に効いていて一気に腹に落とせる感じです。
作中には出てきませんでしたがこちらの「玉子パン」もなかなかでした。
具の玉子の新鮮さがストレートに味に反映している感じで付け合わせのポテト、アクセントのケチャップとの食感のハーモニーが素晴らしい。
まさに学生が昼休みに食べると嬉しい様な味とラインナップなのがこのパン屋さんらしいです。
こういう店がうちの近所にもあればいいのにと、地元の住民が羨ましくなりました。
これらのパンのいくつかは帰路にある盆地を一望できる公園でぱくつきました。
景色はよく、空気も爽やかな日曜日の昼下がりに最高の総菜パンをピクニック気分で食べられるのですから実に充実した休日ですね(笑)