ノレブの三菱ミニカ | MODELと日々の徒然と

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 今回は久しぶりの43分の1ミニカーネタから。
 ノレブの1962年式初代三菱ミニカをば。

 先日の町田行きでショップの店頭にあるのを見て衝動買いしてしまいました。
 「三菱ミニカ」は360時代からスタートした、マツダのキャロルに並ぶ1960年代軽自動車の伝統あるブランドの一つです。

 その割に初代のミニカはキャロルやスバル360に比べると妙に影の薄いところがあり、今回ミニカーを店頭で見つけるまでわたし自身存在を忘れていた車でした(我ながら酷いな)
 それだけに物を見た時に、懐かしさを伴う衝動に襲われたのは無理からぬことではないでしょうか(と、散財の言い訳をしてみる)

 初代のミニカはサイドビューからお分かりのように独立したトランクを持つのっちバックセダン。キャロルのようにリアノッチの中にエンジンが入っている訳ではなく、普通にトランクになっています。
 当然駆動方式はFR。当時はキャロルやスバルがRR、フロンテやN360がFFでスペース効率を追及していた中、ダイハツフェローと並ぶ駆動形式でした。

 ですが、これは360規格の軽自動車です。同系のFR車のフェローですらリアノッチはかなり短かったのにミニカのそれは堂々とした大きなトランクを持ちます。
 まあ、カッコの点ではバランスがいいのですがリアシートの狭さは想像を絶するものがあります。しかも乗降に手間のかかる上にリアウィンドーの開口の狭い3ドアボディを採用しているので後席の乗員は地獄だったでしょうね。

 尤もこんなのはミニカーを愛でている分には無問題ですがw

 造形面ではプロポーションは当時の記憶を呼び起こしてくれる良さなのですが、フロント造形が今ひとつ実車に似ていないのが惜しまれます。
 おそらくフロントグリル周りが小さすぎて見えるのが原因かもしれません。