今年最初の工作は昨年に引き続きストラクチャーからスタートしました。
昨年はタワーマンションでしたが、今回はもっと小ぶりの建物です。
物は昨年暮れに自分への誕生プレゼント(爆笑)として買っていた東京ジオラマファクトリーの「マンションC」
従来ストラクチャーとして製品化されているマンションは、縦に長い高層系のものが殆どでしたが、今回TDFからリリースされたのはサイズ的には手頃な「横に長いマンション」です。
こういう形状のマンションは昭和40年代から平成の初めにかけて主に地方都市の郊外でよく見かけたもので、住宅街のアクセントとしてもなかなか似合う、洒落た外見のものです。
うちの先日移設を終えたレイアウト(上段)では空きスペースに大きな丘陵を追加する予定なのですが、そこに配置するにはぴったりの形状に思えた(例の「東横イン効果」と同じノリを狙っています)ので購入した次第です。
さて、東京ジオラマファクトリーというメーカー、以前からわたしのブログにちょくちょく広告が登場する様になった事から注目していたメーカーなのですが、キットを実際に製作するのは今回が初めてです。
個々のラインナップはみにちゅあーとやアニテクチャーよりも近代的でサイズの大きな建物が多く、特に雑居ビルやアパート系に心惹かれるものが多い印象がありますが、このマンションもその例にもれません。
サイズ的にはTOMIXのマンションよりやや小さくアパートよりは大きいという絶妙なもので、後からレイアウトに組み込みやすいサイズでもあると思います。
完成図を見ると一階をガレージに、2〜5階が居住フロアに使うタイプですが、1階部分の弄り様によってはホテルやユースホステル(こういうのも故郷の市街地ではそれなりに見かけたものです)への応用も容易でしょう。
完成するまで寝る前のひと時を使って大体5日くらいで完成です。
工作期間はみにちゅあーとのビルよりも長いですが、建物が大きいのと壁面の衣装が凝っているので大体妥当な線ではないでしょうか。
完成したマンションの存在感は抜群で白亜の壁面と合わせて清潔感すら感じさせる仕上がりです。
早速レイアウトの丘陵の空きスペースに仮配置してみましたが、まるで何年も前からそこに建っていた様に錯覚させるほどリアリティのある存在感を見せました。
ストラクチャーとしての細密度はみにちゅあーとに準じますが、サイズが大きな建物で題材自体も時代設定がやや新しめで、みにちゅあーとと被らないものが多いのでこのメーカーの存在意義は大きいと思います。
個々のキットが高価なのは他社と同様なのですが、数は少なくてもピンポイントで建物自体の存在感を示す様な使い方をすればみにちゅあーと同様に小レイアウトやヴィネットでも大いに役立つモデルではないかと思います。