国産名車コレクションのコロナエクシヴ | MODELと日々の徒然と

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 今回は43分の1ミニカーネタから
 先日紹介のNXクーペに次ぐ激安ミニカーだった「コロナエクシヴ」です。

 兄弟車(オリジネーター)のカリーナEDですらろくすっぽミニカーを見ないのにまさかエクシヴがミニカーになっているとは思いませんでしたから、店頭でこれを見つけた時には驚いたのなんのって(大袈裟w)

 ですがお値段の方もNXクーペ並みの安さでしたから結局飛びついてしまう訳です。
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 コロナエクシヴとはカリーナEDが2代目となった時に兄弟車として設定されたコロナで唯一の4ドアHTです。
 先代は同じセリカベースとはいえミニソアラを思わせる2ドアクーペ(これが結構カッコいい)だったのですが、いざ蓋を開けてみるとこれが意外なほどの不人気。

 2代目でカリーナEDの軍門に下る形で4ドアHTとして仕切り直された形となった訳です。
 そのコロナエクシヴは前のクーペよりは売れた様ですが、車としての個性に乏しかったため今ひとつパッとしませんでした。

 (まあ、同時期にはマツダのペルソナ、日産のプレセア、三菱のエメロードなど同じ様な4ドアHTが乱立していたので余計に埋没しやすかったとも言えますが)
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 個人的な推察ですが、エクシヴの場合、ファミリーカーのイメージが強い「コロナ」を冠したネーミングに問題があった気がします。トヨタはカローラルミオンの時も同じ失敗をしていますが、仮にもラグジュアリーやパイクを名乗る車にファミリーカーのイメージの強い名前を使うのはこの場合あまり得策ではなかったのではないかという気がします。

 まあ、それはさておき
 ミニカーになっているのは前期型ですが、兄貴分のカリーナEDよりも豪華に見せようとする意図かあちこちの光り物が多いのが特徴。
 フロントグリルはもとより窓枠やモール、リアのテールランプに至るまで見事なまでの銀流し状態ですが、ミニカーでもそこをきちんと表現しています。
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 フォルムもロー&ワイドの実車の特徴を捉えていますが、フロント周りは実車より幾分ボテッとした眠そうな感じが残るのが惜しいと思います。

 エクシヴはこの後一度モデルチェンジで3ナンバーボディになりましたが、時期的にHTの衰退期とミニバン・SUV, コンパクトカーやエコカーに人気の中心が移り変わるタイミングが重なったため、兄貴分のカリーナED共々ぱっとしないまま終了しています。
 ところでこのシリーズでは実車が人気のあったカリーナEDは43分の1仕様では出ていない様ですが、24分の1サイズで初代モデルがリリースされている様です。
 (でもここまででかいとプラモと変わらない様な気も)