トミカのB110サニー | MODELと日々の徒然と

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鉄道模型・ミニカーと日常のそのほか

 トミカ誕生記念セット98に入っていたミニカーから。
 今回取り上げるのは日産サニー1200クーペから
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 「隣の車が小さく見えま〜す」というB110のCM、50年は経とうというのに未だわたしの印象に強く残ったフレーズです。
 「隣の車」とは当時先代サニーの1リッターに対して「プラス100ccの余裕」をCMのフレーズに使って完勝した初代カローラの事。
 実際B110サニーのロー&ワイドに見えるフォルムはアメリカの大衆車っぽさを感じさせるデザインでライバルのカローラやファミリアなんかが幾分「ぽっちゃり系」だっただけに街中でも結構目立つ車でした。

 それはさておき、トミカを始めて2年目くらいにわたしもこのB110サニーを買ったのですが、実は本来わたしが欲しかったのは「小松のフォークリフト」だったのに店員さんが出してくれたのが番号は同じでも旧品番の「サニースキーキャリア仕様」だったという苦い思い出がありました。
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 ですが今ではそちらの方が貴重になっているのだから世の中はわかりません。
そんな訳でわたしの手元にあるB110はスキーキャリアがなければノーマルのサニーでしかありません。
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 今回入手したB110なのですが実は金型改修品で当時の初代モデルそのものではありません。
 実はトミカのサニー自体が3代目に変わったのち旧型になったB110は当時レースで大活躍していたために金型をいじって「レーシングカー」として仕切り直されたのです。
 おかげでシャシにはチンスポイラー、ボディにはオーバーフェンダーとリアスポイラーが追加されており「峠の走り屋仕様」みたいになっています。
 (同じことはGTからレース仕様のGTーRに化けてしまったハコスカのトミカでも言えましたが)
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 ですが、レーシングカー仕様のB110はカラーリングをタンポ印刷で塗り分けたり専用のワイドタイヤを用意したりと言った点も含めてなかなかよくできたトミカだったと思います。
 むしろ当時のレース仕様のやつを復刻しても良かったかもしれません。