1437号
創業して3年程の会社の経営者から
融資の相談がありました。
事業を拡大するために、
1,000万円ほど借りたい。
これまでの業績は、
良くもなく、悪くもなく
まずまずです。
今期に入り、
コロナ禍ではありますが、
急に業績が伸び、
今後も、
更に伸びそうな気配がします。
私達が融資の仲介をする場合には、
審査に必要な資料を、
事前に銀行に提出し、
私達から、
会社の状況と今後の見込みをお話しします。
その上で、
なぜ融資が必要なのかを説明し
案件によっては、
『こんな条件で貸しなさい!』と、
命令することもありますが、
今回は、そんな必要もなく、
違った反応でした。
銀行さんは、社名を聞いて、
このように聞いてきました。
『○○さんのお子さんですか?』
お父さんも会社を経営していると
聞いていましたが、
この支店では、
お父さんの会社と
以前から取引があったようです。
社名から、すぐに推測されました。
担当者が言うには、
『いくらでも貸しますよ!』
お父さんの会社、
メチャクチャ業績がいいんです。
身内の事業や財政状態は、
ひもづけになっちゃいます。
お父さんに感謝です。
逆にお父さんの会社の業績が悪いと、
どんなにお子さんの会社の業績が良くても、
貸してくれません。
お子さんから、
『こんな審査ありですか? 』
ありなんです。
審査は、事業を単体で見るのではなく、
トータルで判断します。
法人への融資であれば、
法人の状況だけでなく、
関係会社や、
経営者個人の財産はもちろんのこと、
奥様、お子さん、両親まで、
更には、
身内が経営する法人まで広げて審査をします。
全体を見て方針を決めていく。
これが普通の融資の審査です。
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