1415号
法人設立サポートのご依頼を
沢山頂いています。
よくあるのが個人事業からの法人成りです。
それまでは個人で営んでいたが、
事業の拡大に伴い、法人を設立したい。
そんなご依頼が一般的にです。
新規で法人を設立することになります。
しかし、今回のお客様はというと、
数年前、ご自身が設立した法人で、
事業を営みたいとのこと。
他人が設立した法人であれば、
これまでどのような契約をしたのか、
不明なので、怖くて使えません。
もしかしたら、
借入金が残っていたり、
損害賠償を支払うことになっていたり、
または、
知らない保証債務が残っていたり、
するかもしれません。
そういう点では、
自分が以前に設立した法人があったとしたら、
その法人を使うのは、なしではない。
この法人は、設立はしたけど、
動かしていません。
放置されていました。
そうなると、
諸々の問題が出てきます。
申告については、
本来であれば、
売上、仕入、経費がゼロでも
申告の必要はあります。
しなかったからといって、
納税額は発生しませんが、
いま動いている年度については、
青色申告は適用されません。
また、融資などの信用面では、
やっかいなことになります。
融資の審査をする場合には、
過去３期分の決算書が必要になります。
決算書もなく、申告をしていないので、
出しようがありません。
これから作ったとしても、
ゼロのものが出来上がります。
『なぜ、これまで稼働していなかったのか？』
『なぜ、これからその法人を使うのか？』
銀行を納得させるには難しいものがあります。
『これまで、何をしていたのか？』
『経験が、今の事業にどのようにつながっているのか？』
明確に答えることができると、
借りることも不可能ではありませんが、
ある程度の不信感は残ります。
どうやって融資を受けるのか？
これから一緒に考えていきます。
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