1390号
『運送業を始めたい。』
『運送業で、法人成りしたい。』
こんな相談が、
年に1,2件あります。
運送業とは、
他人から運賃を得て、
トラックを使い
貨物を運ぶ事業のことです。
気を付けなければいけないのは、
『運送業の許認可は、
ハードルが高い！』
ということです。
運送業の許認可を取るには、
原則として、
５台以上のトラックと、
６人以上の従業員が必要です。
仕事も、資金も
いくらでもある場合を除き、
ゼロから始める場合に、
これだけの規模で、
スタートするのは、
簡単ではありません。
そういうこともあり、
軽自動車から、
運送業を始める方が多いようです。
軽自動車を使う場合には、
5台以上という制限はなく、
1台でも許認可を
受けることができるのです。
まずは、
軽自動車から始め、
徐々に規模を大きくしようと考えます。
どうしても
普通車で運送業を始めたいが、
中には、資金がなく、
１、２台のトラックで
運送業を始めようとする方がいます。
その場合には、運送業の
許認可を受けることはできません。
許認可を受けずに、
運送業をするということになります。
『請負スタイルなら
認められるはず！』
そんなことをおっしゃる方もいます。
立場の弱い零細業者が、
荷主から白ナンバーの営業を
強要されるケースもあるのは分かりますが、
そんなことは、
金融機関には関係ありません。
ダメなもんはダメ！
どんな形であれ、
許認可がないと、
運送業は、融資を受けることはできません。
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