正しいと思って、罪を犯すのが犯罪者です。 | 社長が不在でも自然と業績が伸びる組織づくりをマルゴト支援するあなたの心のパートナー

1345号目

 

 

 

 

 

 

私達は、クライアントに恵まれ、

比較的、上品な方が多いようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

たまに、困った方が相談に来られます。

本音としては、そのまま断りたいですが、

私は、話も聞かずお帰り頂くことは

できません。

 

 

 

 

その方の可能性を信じたくなります。

お客様に対しても、

採用に対しても同じです。

 

 

 

 

現状を見るのではなく、

将来の可能性を見ようとしてしまいます。

 

 

 

 

今回、こんな方がお越しになりました。

前科持ちの方です。

しかも、実刑判決により、

懲役刑を受けています。

 

 

 

 

 

 

傷害事件を犯してないので、

暴力の心配はなさそうです。

 

 

 

求人の応募ではありません。

創業のご相談です。

 

 

 

過去の経歴を聞かれるので、

融資は、無理なような気がします。

 

 

 

ここまでくると、

ちょっとした出来心とか、

多少、素行が悪いという

範囲を超えています。

 

 

 

 

繰り返し、犯罪を犯さないと

そうはならないので、

犯罪が習慣化しているはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

断ってもいいようにも感じますが、

『犯罪の気配を感じた時点で、

 お仕事はお請けできません。』

そんな前置きをした上で、

事業計画を聞いてみます。

 

 

 

 

 

 

めちゃくちゃ儲かる計画ですが、

それには理由があります。

 

 

『それって、窃盗といいます。』

『これは、詐欺です。』

世間の常識を、

全く分かっていません。

 

 

 

 

 

 

もっともそうに

聞こえる部分もありますが、

事業内容は、すべて、

犯罪に結びつきます。

 

 

 

『犯罪ですよ。』と言うと、

不思議そうに、私の目を見ています。

 

 

 

そこに、全く悪気はありません。

改心し、今後は世のために尽くしたい。

そう思ってはいても、

自然と犯罪をしてしまう。

困ったものです。

 

 

 

 

 

 

『している。』という状態になっています。

 

無意識で、犯罪を犯すまでに

習慣化しています。

 

 

犯罪者は、こうやって、

悪気なく自然に犯罪を犯し、

実刑判決を受けるんですね。

 

 

 

悪いことをしようと

思ってするのではなく、

正しいと思って罪を犯す。

 

 

 

 

 

でも、こういうことって、

犯罪に限りません。

 

 

 

 

私達も、皆、

正しいと思って、行動しています。

悪気なく、人を傷付け、

傷付けられています。

 

 

 

 

 

そんなことを分かって、

コミュニケーションを取ると、

違ったものになります。

 

 

 

 

 

 

 

結局、仕事は請けないことに・・・。

事務所の平和が保たれました。

 

 

 

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

社長の『お金』と『人』へのストレスを減らし

『納得できる意思決定』をサポートする

金沢の 企業未来デザイナー

 

〒920-0024 金沢市西念2-35-23

奥伸ビル202号室

 

小林弘昌税理士事務所 代表税理士

株式会社ツナガル 代表取締役

TEL: 076-223-2229   

FAX: 076-223-6781 

携帯:090-1120-3808

 

ホームページはこちら

http://kanazawa-kaigyou.com/