1040号目
銀行さんからの紹介により、
資金繰り上のお悩みがあるという
企業さんのご紹介を頂きました。
金融機関が解決できそうにも感じますが、
実際のことろ、そんなことはありません。
一つの銀行との取引ならまだしも、
複数の銀行と取引がある企業の場合には、
私達のような第三者の方が、
サポートをしやすいのかもしれません。
お伺いすると、
ご子息に事業を承継された先代が
いらっしゃいました。
繰り返し、
こんなことをおっしゃっています。
『会計事務所に依頼しているが、
前に進まなくて困っている・・・。』
それだけじゃ、
何のことかよく分かりません。
30分程お話を伺うと、
ようやく全容が分かりました。
3つの銀行から借り入れがあるようです。
約束通りの返済が難しく、
条件変更をしたいが、
思うように進まない。
会計事務所に何度言っても
今、どのように話が進んでいるのかも
説明がないので分からない。
その状況の中で、どうしても、
欲しい設備があるという。
『その設備さえあれば、
思うように売上を上げられる。』
と、考えておられるようです。
既存の会社で借りることができないなら、
新会社を設立して、
設備資金を調達したい。
そう思ったようです。
会計事務所に聞くと、
『できますよ。』と言われたが、
なかなか進まないので助けてほしい。
とのことでした。
ここまで聞いて、
ようやく、納得しました。
ということは、
資金調達のために、
新会社を設立したいと
考えているということです。
その会計事務所の方は、
何のために新会社を作りたいのかも
確認せずに、『できますよ。』って、
おっしゃったのですね。
そんな会社は作っても
全く意味をなしません。
新会社を設立しても、
その新会社への与信判断は、
当然のことですが、
既存の会社への与信判断の延長で行われます。
既存の会社で借りることができないなら、
残念ながら、
新会社を作っても、借りることはできません。
新会社を作れば、
誰でも借りることができるなら、
みなさん、そうしています。
会計事務所の方の一言に
振り回されているだけでした。
となれば、
既存の会社を立て直すのが先です。
既存の会社についても、
各銀行さんとの
条件変更についての話し合いが、
うまくいってないようです。
『条件変更をどうすべきか?』を
銀行に丸投げしている感じがします。
立派な後継者もいらっしゃいます。
返済財源もありそうです。
いくらでも手は打てそうです。
私達が入ると、主導権を持ち、
サッサと進むような気がします。
改めて、
お金で無駄に困っている
経営者を救いたい!
そう感じるとともに、
経営者へのサポートをしていても、
キリがないとも感じます。
なぜなら、
経営者へサポートをする立場の方が
成長していないからです。
経営者の周りにいる、
会計事務所の考え方を変えないと、
お金で不幸にする経営者を
量産するだけになります。
私達は、
経営者をサポートしている方々への
サポートをする時期に
きているのかもしれません。
でも、そんな会計事務所の方々って、
そんなことに興味がないんだろうな・・・。
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