1018号目
小さな工場を作りたいという方から
創業融資の相談がありました。
創業なので、
一般的に、無担保の融資では、
1,500万円が上限となります。
この金額を超えて借りることは可能ですが、
難易度が高くなります。
創業というのは、最初は、欲張らず、
できるだけ小さく始めるのが鉄則です。
とはいうものの、工場と作るとなると、
数千万円にはなります。
開業したい地域の不動産を隈なく探した結果、
『借地を見つけた！』ということでした。
定期借地権を設定することになります。
取得ではなく借りることで、
初期投資を大幅に抑えることができます。
借りた土地というのは、
当然のことながら、
自分のものではありません。
いずれは返すことになります。
借りた土地の上に、
建物を建てることになると、
とても不安定な経営になります。
融資をする金融機関にとっても、
判断が分かれるところです。
『借地に建てる場合には、
設備資金は貸さない。』
そんな金融機関もあります。
案件を持ち込んでから
駄目だと分かっても遅すぎます。
相談に来られたその場で、
ザックリとした計画を作っていくのですが、
計画を詰める前に、その場で、
いくつかの金融機関に聞いてみます。
案の定、『借地』と言っただけで、
厳しい回答が返ってきます。
逆に、不可能ではないことも分かります。
金融機関が納得するために、
信用を積み上げるための材料を集めていく。
『どのように売上を創るのか？』など、
本人の情報はもとより、
ご家族、ご両親の事業内容や
資産背景を細かく聞いていく。
厳しい案件を、間違いない案件に
変えるのが私達の仕事です。
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社長の『お金』と『人』へのストレスを減らし
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