年末よりご縁を頂き、個人事業主から
法人設立をサポートさせて頂いた方が
いらっしゃいます。
過去の試算表と、今後の計画を見ながら
話していると、こんな質問がありました。
『法人を作ったので、
自分の基準を変えないといけませんか？』
今までは、
会計をなんちゃって税理士さんに依頼していたため、
毎月の数字は確認しておらず、
年１回の決算のみ数字をつくり、
鉛筆ナメナメする。
だから、その会社の財政状態や経営成績が
どうなっているかなんて全く知る由もない。
そんな状態でした。
試算表や今後の計画を細かく見ていくと、
自分を考え方を、試算表の形に、
合わせないといけないのだろうか？
こんな感覚になったという。
今まで、こんなもの見てなくて、頭が痛い。
これまではというと、頼りは社長の勘のみです。
でも、社長の勘って、当たるもんです。
細かいことは分かってなくても、
大切なところは抑えています。
その会社の社長の方針は、
『固定費を超える粗利を稼ぎ、お金を残す。』
これのみです。
売上高なんか気にせずに、
手許に残る粗利をできるだけ増やす。
粗利が残らない仕事は請けない。
年商が１億を超えていることも
分かってないけど、
儲け方は知っています。
その結果、どんどん業績が伸び、
ここ数年で、１０人以上の人を使う程に、
成長しました。
売上高がどうで、利益がどうで・・・。
なんて見ていても、意味がありません。
経営上、お金については簡単です。
売上が下がろうが、
お金さえあれば潰れることはありません。
売上高のみを基準にしたら、
その会社は終わりです。
売上高は伸びるけど、粗利は減り赤字になる。
そんな会社にならないためにも、
社長の基準は、今まで通りでいいんです。
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