1944年、ヨーロッパ大陸侵攻直前のこと。米軍のライスマン少佐は、死刑、または無期懲役を宣告された凶悪な囚人たちによる部隊を編成し、敵軍のかく乱を行なうという特別作戦の指揮を命ぜられる。選ばれた12人はいずれも一筋縄ではいかない荒くれ者ばかり。そんな囚人部隊も、ライスマンの厳しい特訓のもと、次第に結束していく。そしてついに出撃の時が……。
こちらは1967年制作の アメリカ 映画になります
痛快な戦争映画を観たいな~と思い、探して、やっと、本作にたどり着いたのであり
ます 名作「大脱走」が、1963年の作品でありますが、その4年後の今作も、負
けず劣らず大変面白い作品でありました
イギリスの、軍事刑務所で、様々な罪によって投獄され、死刑を待っている状態の元
軍人彼等を使い、ノルマンディー上陸前夜、ドイツ軍をかく乱させる為、ドイツ士官
が集まるパーティを奇襲するという作戦が組まれます
それを指揮するのが、アメリカ軍のはみ出し者、ライスマン少佐 囚人に面接を行
い、作戦が成功した暁には、無罪にするという条件付きで、12人の志願兵を選抜
し、彼等だけのチーム Dirty Dozen(原題)汚い12人という意味らしいですが、彼
等だけで訓練基地を造り、その作戦のための訓練をしていきます
訓練中は外へ出る事も許されず、一人でも逃走したら全員 監獄へ逆戻りという状況
で、最初は、中々まとまらなかった彼等ですが、次第にチームとして団結していくの
です そんな訓練の日々も終わり、ついに作戦決行の日が訪れます ライスマン少佐
と12人のチームを乗せた軍用機が、夜の空へと飛び立つのでありました
訓練のシーンの泥臭さや、後半のドイツ高官の、邸宅の爆破シーン等、実際にそこで
行われている為、画面からみなぎる迫力がたまりません 上映時間は、150分と
少々長めかも知れませんが、後半に進むに連れ、ドキドキと緊張感が増してきて、娯
楽作品として、かなり楽しめる仕上がりとなっております「大脱走」と「七人の侍」
を彷彿とさせる部分もありますがね
監督は ロバート・アルドリッチ という方で、後期に好きな作品が多いのですが、常
にユーモアを忘れない監督さんであります 出演も豪華で、リー・マーヴィン、
チャールズ・ ブロンソン、ジョン・カサヴェテス、アーネス・ト ボーグナイン、テリ
ー・サバラス、ドナルド・サザーランド、ジョージ・ケネディ 等々
この時代のファンには、渋い、たまらない名前の数々なのでありまする 男臭プンプ
ンです。 娯楽映画と、戦争という、シビアなバランスが絶妙な作品で、見事に両立
させている映画かと思いますので、「古いから、、、」 と、食わず嫌いにならず、こ
の機会にでもご覧になってみて下さいませ~
では、また次回ですよ~!