幸せになる香りを放つという新種の植物がもたらす不安を描き、主演のエミリー・ビーチャムが第72回カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞した異色のスリラー

 

 

 

 

 

 

     - LITTLE JOE -  監督 脚本 ジェシカ・ハウスナー

 

 出演 エミリー・ビーチャム、ベン・ウィショー、

                                                    ケリー・フォックス、キット・コナー 他

 

こちらは2019年制作の オーストリア  イギリス イギリス ドイツ ドイツ 

                                                                    による合作映画です(105分)

 

 

 

 

  シングルマザーで植物研究者のアリスは人間の脳に直接影響して「幸せになる香り」を放つ新種の植物を開発。 息子の名前から取って「リトル・ジョー」と命名し、一鉢を自宅に持ち帰ります。 しかし、ジョーを始めその花の香りを嗅いだ者たちは奇妙な行動をとるようになるのですが、、、というお話です。

 

 

 

 

リトル・ジョーを引き立たせるようなスタイリッシュな映像と衣装のヴィジュアルが魅力の本作。 最近観た「ボディ・スナッチャーズ」と「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」を合わせたような設定ですが、こちらはあくまでも静かに静かにお話が進み、息子の母親離れとリトル・ジョーの影響を巧みに絡めながら、不気味な緊張感を漂わせています。 

 

 

 

 

物語自体は結構平坦ですが、和楽器や雅楽を多用した音楽が映画のアクセントになっています。 この音楽が伊藤貞司という方の楽曲が使われているのですが、個人的にはちょっと楽曲に頼り過ぎにも感じる所もあって、もう少しドラマにもアクセントが欲しかった気がします。  とはいえ独特な世界観は見物ですし、曖昧さから来る得体の知れない怖さを体感できる作品だと思います。 マスクはやっぱり効果あり!が実感出来る映画でしたよ。 ゲホゲホ

 

興味が湧いた作品があれば一度ご覧になってみて下さいませ、です。

 

では、また次回ですよ~! パー