寡作のスリラー作家アイラ・レヴィンの同名小説を映画化したスリラー。アウシュビッツ収容所で死の天使と言われたメンゲレ博士が、ナチスの残党と共にある計画を発動した。それは、アメリカとヨーロッパにいる、94人もの人物を殺害する、というものだった。そしてそれは、ナチスの復活を告げる悪魔の計画でもあった……。


 

 



1978年に製作された劇場未公開の作品になります

「ミクロの決死圏」や「パピヨン」のフランクリンjシャフナー監督作で

音楽はジェリーゴールドスミスが担当しております

出演は グレゴリーペック と ローレンスオリビエ という豪華な顔ぶれ

 

 



今作ではナチの残党の、実在した博士を、グレゴリーペックが、(ローマやアラバ

 

マとは全く正反対の)狂信的な博士を演じていて

それを長年追っている、ナチハンターを、もうそれなりの高齢ですが、ローレンス

 

オリビエが(「マラソンマン」とはこれまた真逆な役どころ)演じておられます

内容はざっくりと、になってしまいますが、ナチの博士が残しておいたヒトラーの

 

血液からヒトラーのクローンを大量に作り、再びナチスの再建を残党と共に企てると

 

いった物です

 

 



公開当時は多分ピンとこなかったかも知れないのですが、劇中その専門の博士が 

 

(なんと嬉しい事にこれ、「ベルリン天使の詩」のブルーノガンツが演じています、

 

全く「ベルリン」の時と変わらぬお姿!頭髪もお変わりなく^^)

クローンについて説明するのですが、今とほとんど変化がなかった事に驚きました

 

 



そしてただ作るのではなく、その後の環境がとても大事であるとして、ヒトラーの

 

幼少時代と同じ環境で育てるよう工作するために何人もの殺人を計画し、実行してい

 

くという恐ろしいお話であります

ラスト、もう何人かのクローンが世界各国に養子として存在してしまっているのです

 

が、その子供のうちの一人が、自分が撮った残酷な写真を見て、なんとも満足気な

 

笑みを浮かべて、その写真を見つめるカットで終わります

 

 



不気味な余韻を残したまま映画は幕を閉じます 子供の笑顔がこんなにも気味悪い

 

なんて、、、

余談ですが、ラスト近くにグレゴリーペックとローレンスオリビエが格闘するシーン

 

があるのですが、この二人が!と思うと少し笑ってしまいそうになりました

演技派二人が、床で取っ組み合いって! ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ と。

 

 



皆さんはいかがでしょうか?自分のクローンて欲しいですかね?

でも、いってみれば現在クローンみたいなもんですものね、父母や祖父母やその

 

また、、なんて、、、

 

 



ただ、頭の中だけは、少しでもオリジナリティを持っておきたいものですね~

難しいですが、、、

女性には取っつきにくい作品かもしれませんが、機会があればお手に取ってみてくだ

 

さいませ。

では、また次回ですよ~! パー