アニメ雑誌「アニメージュ」誌上に連載されていた宮崎駿の同名漫画の映画化
初の長編劇場映画「ルパン三世カリオストロの城」の後、宮崎駿が自身のマンガ原作
を映画化した完全オリジナル作品です。
高度な産業文明を破壊させた「火の七日間」呼ばれる大戦争から1000年。人類は、
巨大な虫や、毒の森・腐海に脅かされながら生きていた。辺境の小国「風の谷」の
族長の娘、ナウシカは、人間同士の争いに巻き込まれていく、、というストーリ-。
度々テレビ放送されている事もあって、ほとんどの方はご覧になっていると思われる
「ナウシカ」を今さら私が紹介するまでもなく、厳密には「カリオストロ」も「ナウ
シカ」もジブリ作品ではない!なんてあるあるを言いたい訳でもなく、ついついこの
映画が話題になる度に私が不憫に感じてしまう事があるのです。
それがこの映画のシンボルテーマソングとして作られた安田成美が歌う「風の谷のナ
ウシカ」です(笑)。「ナウシカガール・コンテスト」で選ばれた彼女のデビュー曲
で、作詞 - 松本隆 / 作曲 - 細野晴臣という豪華な楽曲。(これが言いたかった感)
当時の予告や歌番組にも多数出演していましたが、監督の意向で映画本編には使用さ
れなかったという悲劇に見舞われてしまいました(泣)。 そうそう、その流れで当初
は細野さんが映画の楽曲も担当する予定もあり、別の候補には坂本龍一の名前も挙が
っていたとか。 ええ、ええ、久石譲が正解だったのは重々承知してますとも(再泣)
予告編のこのナレーションに時代を感じてうるうるしちゃいます。
「カリオストロ」のアクションからのバラードというオープニングも素敵でしたね。
ただの子供騙し作品じゃないぞという監督の意気込みが感じられ、それに答える大野
雄二のメロディとアダルトなコーラスに切なさが溢れる名曲です。
またテレビで放送されたら何気に観ちゃうんだろうな~と確信する私なのでした。
といったところで、また次回ですよ~!