「スパイダーマン ホームカミング」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」に続く、マーベル・シネマティック・ユニバースに属する「スパイダーマン」シリーズの第3弾。

 

 

 

 

 

 

     -  SPIDER-MAN: NO WAY HOME  -  監督 ジョン・ワッツ

 

 出演 トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ 他

 

こちらは2021年制作の アメリカ映画 アメリカ です。(148分)

 

 

 

 

 スパイダーマン:ファー・フロム・ホームの直後。 ミステリオの策略で正体を明かされてしまったピーター・パーカー/スパイダーマン。 ミステリオ殺害の容疑をかけられたピーターは、ダメージ・コントロール局に拘束され、親友のネッド、恋人のMJ、そしてメイおばさんまでもが尋問を受けてしまう。 

 

 

 

 

盲目の弁護士マット・マードックの尽力で不起訴となるものの、社会におけるスパイダーマンの評価は二分されてしまう。 そのあおりを受け、ピーターだけでなく無関係のMJとネッドが受験したMIT(マサチューセッツ工科大学)を不当な理由で不合格とされてしまった。 追い詰められたピーターはかつて宇宙の命運をかけて共に戦ったドクター・ストレンジに助けを求める。

 

 

 

 

時間を司るタイム・ストーンを失ったストレンジが提案したのは、全ての人々からピーターの正体を忘れさせる呪文の行使であった。 詠唱の途中でピーターが邪魔をしてしまったために呪文は失敗に終わり、ストレンジはピーターに対し、魔術ではなく直接MITに掛け合うよう薦めて失敗の後始末を始める。

 

 

 

 

ピーターは橋の中央でMIT副学長を発見して説得を試みるも、その最中に謎のアームを装備した男の襲撃を受ける。 執拗にピーターを攻撃するドクターオクトパスは、アイアンスパイダースーツからナノマシンを奪って自身のアームと結合させ、ピーターを追い詰める。 しかしナノマシンを奪ったことが仇となってアームの主導権を奪われ、戦闘はピーターの勝利に終わる。 

 

 

 

 

その直後、パンプキンボムの爆発と共にグライダーに乗った緑色の男、グリーンゴブリンが姿を現す。 呆気にとられるピーターだったが、直後にストレンジの魔術でサンクタムに転移する。 

 

 

 

 

ストレンジによれば、すでに捕らえられていたリザードも含め、魔術の失敗によって「ピーターがスパイダーマンだと知る者を、他の並行世界から呼び寄せてしまった」のだという。 こうして、ピーターはMJ、ネッドと共に、他に呼び寄せられた訪問者たちを捕縛し元の世界に帰すための戦いに挑む、、。

 

 

 

 

マーベル・シネマティック・ユニバース、俗に MCU と言われているシリーズ作品のなんと第27作目に当たるこの映画。 これまでMCU作品は 「アイアンマン」 の1,2をテレビでぼんやり、「キャプテン・マーベル」をDVDで、「スパイダーマン: ホームカミング」をやはりテレビでなんとなく観た程度だったんですが、友人が観たいというので慌てて前作の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を鑑賞して劇場へ向かった次第です。

 

 

 

 

前作で正体をばらされてしまったスパイダーマンことピーター・パーカーが、ドクター・ストレンジの力を借りて人々の記憶からスパイダーマンの正体を消してもらおうとした事によって時空に歪みが発生! それによって過去作のヴィラン達が現在のピーターの前に登場するという手違いが生じてしまい、彼らを元の世界へ帰す為に奮闘するというお話。

 

 

 

 

基本こちらでは映画のネタバレというものを避けてご紹介してきましたので、当然本作もその辺をかわしながらとなりますが、こちらの作品はかなりその比重が大きい内容ではあるお話ではあります。 まぁ内容を知らないで観た分だけワクワク出来る作品なのですが、現在ではそれを回避するのも至難の業というのも悩ましい時代でありますね。

 

 

 

 

予告を観てもお分かりの通り、本作ではMCU以前の「スパイダーマン」映画のヴィランがアベンジャーズ状態に登場するのが特徴で、それぞれの映画のオリジナルキャストが同じ役を演じているというのが見所の一つでもあります。 あの実写映画化1本目で登場したウィリアム・デフォーが出演しているというだけでも胸が高鳴ります。 ただ、カンバーバッチのドクター・ストレンジは本作が初めましてではありましたが、MCUあるある?

 

 

 

 

本作の特徴は、そのヴィランと戦って勝利するというお話ではなく、今回登場したヴィランをも救い、ピーターが犯した失敗から生まれてしまった様々な出来事の責任を果たすという、「大いなる力には大いなる責任が伴う」という本シリーズのキーワードを実行するある意味、真のスパイダーマンの誕生と成長、そしてヒーローとしての自立の物語です。

 

 

 

 

私自身、特別「スパイダーマン」映画のファンという訳でもなく、何故かMCU以前の作品はたまたま観ていた程度。 MCUの映画もほとんど観ていないという身ではありますが、これまで一本も観たことがないという方でも、一応単体作品としては観れるようにはなっています。 しかし、MCU映画然り「ワイスピ」等、一見さんお断り感のある長編シリーズ映画が増えすぎて困りますよね。 あれもあれも観とかないとっていう作品って、、。

 

 

 

 

最近の「007」同様、一度っきりの大技を使いそれを見事に「スパイダーマン」の物語として昇華させた本作。 外観だけ見るとただのファンサービス映画にも見えますが、端折られていた叔父さんの件が本作では形を変えて盛り込まれていたりと、予想に反した良い意味での裏切りがあり、エンタメ映画としても主人公の成長の物語としても十分に楽しめる作品に仕上がっている映画です。

 

 

 

 

サム・ライミ版からなる「スパイダーマン」映画の壮大な集大成であり、親愛なる隣人としてのヒーロー誕生の物語。 スパイダーマンとは、ヒーローとは、についてのアンサーにもなっている作品ながらワクワクドキドキさせてくれる見応えのある映画です。 

 

 

 

 

後半の展開に何故か懐かしさを感じたのは、仮面ライダーシリーズで既に体験していたからでしょうか? 仮面ライダーV3や映画版で怪人が沢山登場するお話の時って、いつも必ず、、ですよね~! 日本ではお約束ですが、ハリウッドのスケールには敵わないのでありました。

 

 

 

 

そんなお祭り感とシリアスな側面が絶妙にマッチしたスパイダーマンのホームシリーズの完結編。 仕切り直しての3部作が決定しているそうですので、私のようなMCU初心者の方も入りやすい作品だと思いますので、この機会に出もチャレンジしてみてはいかがでしょうか、です。

 

 

では、また次回ですよ~! パー

 

 

 

 

 

 

 

今だと権利関係で無理かも知れませんね。 日本にも居たスパイダーマンです! 音譜