正義感溢れるジャーナリストの エディ・ブロックは、危険な人体実験が行われているという“ライフ財団”への執拗な取材がアダとなり、仕事も恋人も失ってしまう。 その後、協力者を得て財団内部への侵入に成功したエディだったが、そこではトップのカールトン・ドレイクによって“シンビオート”なる地球外生命体を人間に寄生させる恐るべき実験が行われていたそして被験者の一人と接触してしまったエディは、シンビオートの一体に寄生されてしまうのだった。 やがてエディの身体を乗っ取ったシンビオートはエディの意志にお構いなしに、圧倒的なパワーと残忍さを兼ね備えた怪物“ヴェノム”へと姿を変えるのだったが、、。
こちらは2018年制作の アメリカ映画 です。 (112分)
マーベル作品はあまり得意ではないのですが、知人に薦められ今回鑑賞してみました
一応 トビー・マグワイア 版の 「スパイダーマン」 シリーズと、( 確か3で登場して
ましたよね) 「アイアンマン」 の2作は観ていたのですが、それ以降に量産された
思い入れの全くないヒーローたちはスルー。 よって、「アベンジャーズ」 も
全く興味なく、今日まで未見だったのですが、本作は他の作品と関連がない単独の映
画作品という事もあって、なら観てみようかな~と思ったのでした。 ( 大まかなス
トーリーは をご覧いただくとして。)
で、ナウなマーベル作品を鑑賞してみた結果ですが、普通に楽しく観れました。
個人的に楽しめた部分は、やはり 主人公の エディ を演じるトム・ハーディ。
そして彼に寄生した ( こう言うと奴が怒る ) ヴェノム とのやり取りがなによりユー
モラスで、見た目は恐ろしい ヴェノム ですが、意外と 可愛いかったりするという、
ギャップ萌え。 人を食べようとするのを諫められて、ちゃんとやめたりする礼儀
のある ヴィラン なのでした。そうそう、恋愛の助言までしてくれてましたっけ
ただ、正直 前半30分程でこの世界の設定を説明してくれるのですが、ちょっと大ざ
っぱですぐには理解しずらかった部分もありました。 ( どのように採取したのか、
人に寄生させれば宇宙で生活出来るという発想はどうやって?等々) この手の作品に
慣れてない為か、こういう作品こそ、ディテールが気になってしまう私でありました
夜に活躍が多いこの手のヒーローですが、ヴェノムは全身ほぼ黒いので、アクション
シーンに若干の見えづらさの不安があるものの、さすがに工夫がされておりました。
そして最近の流行なのか、本作でも多様な人種で構成されています。時代でしょうか
ね?
これも作品と直接は関係ないのですが、昔からアメコミ作品のヒーローの彼女って、
何故かキャスティングが微妙に感じてしまうのは私だけでしょうか?
あの 「スーパーマン」 でのマーゴット・キダー、「アイアンマン」 の グウィネス・
パルトロー、とか、、。本作での ミシェル・ウィリアムズ 他の作品では好きなのです
が、本作ではちょっと微妙に感じてしまいました。 後半のチェックのミニスカート
はいただけませんでした。 ※ あくまでも個人の感想であります。
何か 「ヴェノム」 の感想以外が多くなってしまいましたが、単体作品として楽しめま
すし、コミカルな トム・ハーディの ヴェノムとの 掛け合い演技が見物の作品です。
( 他は特に )強いて現代的に言えば、「共生」 がテーマでもある作品ですが、さほ
どメッセージは強くなく娯楽作品として楽しむには丁度いいかと思います。
エンドクレジットが2部構成になっていて、最後レクター博士のような檻に入れられ
た、ウディ・ハレルソンがワンシーンだけ登場します。 どうやら続編は決まってい
るようなエンディング。 トム・ハーディとウディ・ハレルソンの戦いがあるのでし
ょうね。 それを踏まえて本作を観ておくのが良いかもしれません。
とにかく、意外と可愛いヴェノムが見所です。 今後 「スパイダーマン」 に絡むのか
は未知数ですが、それもあり得ますので、まだご覧になっていない方は、この機会に
でもご覧になってみて下さいませ、です。
では、また。 「ハングリー!」
カッコイイ エンディングテーマになっている エミネムの曲。