ロシュフォールの恋人たち
年に一度のお祭りを目前に控える南仏の海辺の町ロシュフォール。 双子の姉妹ソランジュとデルフィーヌは、それぞれ芸術を志しながら、理想の恋人との運命の出逢いを夢見ていた。そんな彼女たちの母親が営むカフェは、オートバイの曲芸師や画家の水兵など常連客たちで今日も大盛況。 そして、いよいよお祭り当日。色々な催しで盛り上がる中、ソランジュとデルフィーヌを中心に様々な恋愛模様が繰り広げられて行くのだが、。
こちらは1967年制作の フランス映画
です。 (123分)
「シェルブールの雨傘」 のジャック・ドゥミ 監督、ミシェル・ルグラン音楽 のコン
ビによるミュージカル映画で、カトリーヌ・ドヌーブ が本作でも主人公姉妹の妹役を
演じています
彼女の実の姉が双子の姉を演じ、劇中で実の姉妹が双子を演じているという面白い構
成の作品です。 他にも 「雨に唄えば」 のジーン・ケリーや 「ウエスト・サイド物
語」 のジョージ・チャキリス 等、豪華な出演陣が顔を揃えています。
南仏の町ロシュフォール 年に一度のお祭りを二日後に控えた町は準備が始まり
賑わっています。 お祭り広場にあるカフェには多くの常連客も来て店は繁盛してい
ました。
その客の中には、祭を回ってでオートバイの曲乗りを見せるというエチエンヌとビル
の二人組や、理想の女性を求め、その女性の肖像画を描いている水兵のマクザンスが
いました。
カフェをやりくりする女主人イヴォンヌには双子の娘がいて、ソランジュは音楽家
を、デルフィーはバレリーナを志し、いつの日かこのロシュフォールから飛び出し、
花の都パリで自分達の力を試してみたいと思っていたました。
お祭りの準備が着々と進む中、ソランジュは町で出会った外国人に一目ぼれし、デル
フィーは画商の男に別れを告げるのですが、、。 といったお話です。
双子姉妹を中心に、カフェに訪れる人々と町の住人が織りなす恋模様が描かれますが
とにかくお洒落な映像と音楽、恋愛とダンスに溢れている作品です。 ![]()
白を基調とした画面の中に、エキストラまでに気を使ったカラフルな衣装が映えて、
夢のような空間を演出しています。 ミュージカル場面は、現在観ると多少の粗さを
感じるものの、それを凌駕する洗練されたフランス感とフランス語の響き。
50数年前の映画という時間のマジックが現実を忘れさせ、作品をよりファンタジッ
クで夢のようなものに感じさせてくれます。 突然歌い出すミュージカル映画が苦手
な人ほど楽しめるかも知れません。
そして音楽、普段あまり音楽を聴かない人でも必ずや一度は聴いた事があるようなメ
ロディがそこかしこに流れ、ミシェル・ルグランという音楽家の凄さを再認識させら
れる映画です。 ![]()
意外とストーリーもちゃんとした群像劇になっていて、様々な世代や身分の恋と恋愛
の形を見せてくれます。 一目惚れ、片想い、すれ違い、過去の悲恋と、流石フラン
ス映画? なかなか奥深いテーマを扱っていたりするのでした。
しかしあちらの方は幾つになっても恋愛や、愛に生きているんだな~と感心してしま
いました。 見習わないといけませんね、、![]()
後半ではそれまでバラバラだったパズルのピースが一つ一つはまっていくという構成
に快感を覚えながらも、デルフィーと画家志望のマクザンスのカフェでのすれ違いに
ほろ苦さを味わって、そういう事もあるよね~!でもパリで、、。
と思わせてからの~~
という展開につい、ほくそ笑んでしまった私でありました。
あそこでその瞬間を映さないで、中の様子を観客の想像に委ねるという粋な演出に監
督のセンスを感じました。
そうそう、映画を観ている時には気付かなかったのですが、水兵のマクザンスを演じ
ているのが、ジャック・ペランという俳優さん。 後に「ニューシネマ・パラダイス」
で大人になったトトを演じていたお方でした。 お若い!
まぁ理屈はさておき、美しい映像と音楽、愛と歌とダンスに酔いしれる大人向けの素
敵なミュージカル映画となっておりますので、機会がありましたら一度ご覧になって
みて下さいませ、です。 ![]()
では、また次回ですよ~! ![]()



















