ビル・マーレイ扮する破天荒なダメオヤジが、12歳の少年との交流を通して生きる力

 

を取り戻していく姿を描いたハートフルコメディ

 

 

 

 

 

 

こちらは2014年の アメリカ映画 アメリカ です。(102分)

 

こちらでは度々登場する ビル・マーレイ が主人公 ヴィンセントを演じるヒューマン

 

コメディで、個人的には彼の ベストアクティング作品ではないか?と思える程、ビ

 

ル・マーレイの個性と演技が堪能出来る作品でした。  ベル

 

 

 

 

ヴィンセントの隣に引っ越して来た少年を ジェイデン・リーバハー という少年が好

 

演していますが、この3年後にあの 「 IT 」 で ルーザーズクラブのリーダー であ

 

る ビル 役を演じています。  風船

 

 

 

 

その母親に 「ある女流作家の罪と罰」 の メリッサ・マッカーシー、ヴィンセントと

 

腐れ縁の売春婦に ナオミ・ワッツ というなかなか豪華なメンバーが揃っています。

 

 

 

 

本作の 監督脚本 を手掛けたセオドア・メルフィ は、この2年後に 「ドリーム」 を制

 

作し、アカデミー賞にもノミネートされている事からもお分かりのように、本作は小

 

品でコメディでありながらも、なかなか見応えのある作品に仕上がっています。

 

 

 

 

ナゾの人  現在はギャンブルとアルコールに明け暮れ、人に会えば悪態をつく初老のヴンセ

 

ント。 そんな彼の隣にシングルマザーのマギーと小学生の息子オリバーが越して来

 

ます。最悪の初対面でしたが、ある日、マギーは学校で イジメ にあい、家の鍵を取ら

 

れてしまいます。 母が仕事で帰りが遅い為、隣人のヴィンセントに電話を借りるた

 

め声をかける事に。  

 

 

 

 

母親が帰るまでヴィンセントの家にお邪魔したマギーでしたが、ヴィンセントはちゃ

 

っかりと母親にベビーシッター代を請求するのでした。 札束  お隣という事で、

 

度々ヴィンセントはベビーシッターの代わりをするようになりますが、マギーを競馬

 

場や酒場に連れて行く彼。

 

 

 

 

そんな目茶苦茶な行動をとる二人は、いつしか互いに影響を受けるようになり、、。

 

と、ここまで聞くと ありがちな チョイ感動ドラマのように感じるかも知れませんが、

 

なかなかどうして、奥の深いテーマをはらんだ作品です。

 

 

 

 

孤独、老化、母子家庭、親権、イジメ、認知症、病い、宗教、そして原題でキーワー

 

ドでもある 「 聖人 」 という定義 等が、ヴィンセントとマギーの親子のような関わり

 

や、クラスメートとの共鳴といったエピソードにこっそりと盛り込まれております。

 

 

 

 

様々な人生の人間が、ヴィンセントとマギーに関わって、それぞれが変化していく様

 

が、巧みな演出によって紡がれていきます。 重くなりがちなテーマも、ヴィンセン

 

トの キャラとユーモアによって、最後まで心地よく進んでいくのでした。

 

 

 

 

エンドロールでのヴィンセントが、ただただ歌っているエンディングは素敵でした。 

 

ただ、マギーの為に作った口座のお金。あれはいったいどうしたんでしょうね はてなマーク 返し

 

たのか、ヴィンセントの事ですから、、また競馬で返そうと企んでいそうで怖い、。

 

 

 

 

そんな訳で、 ビル・マーレイの ダメおやじっぷりが見所の作品で、個人的にはとても

 

楽しめた映画でしたので、もし機会があればご覧になってみて下さいませです。 目

 

では、また次回ですよ~!  パー

 

 

 

 

 

 

 

エンドロールの動画です。下手うなビル・マーレイ アドリブ感がたまりません。