フィラデルフィアのとある施設に自分をスーパーヒーローだと信じる男たちが集められ、精神科医のステイプルによってその真偽を確かめる研究が行われようとしていた。   集められたのは 不死身の肉体と悪を感知する能力を持つ デヴィッド・ダン、凶暴で超人的なビスートを含む24もの人格を持つ 多重人格者ケヴィン・ウェンデル・クラム、非凡なIQと生涯で94回骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラスという3人。   ステイプルは彼らが精神を患い、あらぬ妄想に取りつかれているのだ、ということを証明しようと試みるのだったが、、。

 

 

 

 

 

 

こちらは2018年制作のアメリカ映画 アメリカ です。 (129分)

 

「アンブレイカブル」(2000年)「スプリット」 (2016年)の続編になりま

 

す。監督はご存知の 出たがり  M・ナイト・シャマラン で、本作でも 自分が出る為

 

だけ とも言えるようなシーンで、ガッツリとセリフまで喋っておりました。 変わら

 

ぬナルシストぶりです(笑)。

 

 

 

 

ナゾの人 シャマランユニバースの3作目となり、前2作をご覧になっていないと楽しめな

 

い内容でこれを機に他の作品も鑑賞させようというビジネス的もくろみも感じてしま

 

う私 札束 

 

 

 

 

不死身の肉体と悪を感知する能力を持つ デヴィッド・ダン、凶暴で超人的なビスート

 

を含む24もの人格を持つ 多重人格者 ケヴィン・ウェンデル・クラム、は政府の組織

 

に捕らえられ、厳重な精神病院の施設に隔離されます。 

 

 

 

 

そこには以前 デヴィッド・ダンと闘った非凡なIQを持ち、生涯で94回骨折した壊

 

れやすい肉体を持つ ミスター・ガラスも 収容されていました。 

 

 

 

 

そこに現われた ステイプルという女性博士。 彼女は、彼らが精神を患い、あらぬ妄想

 

に取りつかれていて、特殊能力などは 妄想 だということを証明しようと 洗脳、論破 

 

を実施していく事になるのですが、、。 というお話が展開していきます。   本

 

 

 

 

CG満載のド派手アメコミ映画に比べ、絵面は地味なのは承知の上。 シャマラン好き

 

のマニアックなリアルヒーローの人間的葛藤と苦悩が描かれます。 ステイプルの説

 

によって、こちらも 妄想? ではとミスリードされますが、ミスター・ガラスの逸脱し

 

たヒーローに対する執念が彼等を目覚めさせる事となります。 

 

 

 

 

「スプリット」 でケヴィンに拉致された ケイシーも、ケヴィンの理解者として再登場

 

していて、物語の中心となるのは ケヴィンの多重人格者の人々。 前作以上に多くの

 

人格を演じ分ける ジェームズ・マカヴォイ の見事な独壇場になっています。 

 

 

 

 

それに比べてウェイトは小さいながらも、 ブルース・ウィリス、と サミュエル・L・

 

ジャクソン が画面に映されると、流石の存在感を放つのでした。  キラキラ とは言うもの

 

の、本作。 かなり シャマラン好きでないとちょっと退屈に感じる部分もあります。

 

 

 

 

こういう私も、中盤にやや睡魔が襲って来まして、それは中盤からの多くの時間は精

 

神病院の中で繰り広げられる会話劇がメインとなり、映像も変わり映えしない病室の

 

中で進むからです。 その会話の内容も、落ちまでの伏線とまでいかないような会話

 

止まり。

 

 

 

 

皆さんも映画を観ながら、自分なりの展開を描きながらご覧になるかと思いますが、

 

私の描いたものとは違ったもので、ある意味いつものどんでん返しではありましたが

 

いささか地味な印象に終わり。 

 

 

 

 

ラストのある人物達のドヤ顔と、意味不明のモノローグに 「それで、、? 」  とい

 

う疑問が、カメラワークと同様、どんどんと引いて行く私の気持ち、、。物語の途中

 

でデヴィッド・ダンの息子が見つけた 「ウィスパーマン」 のコミックの場面。

 

 

 

 

お!これはあの ステイプル博士の事で、彼女も特殊能力者だったのだな  ビックリマーク これは

 

面白いぞ!と思ったのでしたが、その予想は別のものに繋がっていて、無理から感は

 

否めませんでした。  様々に裏切られる作品で、これを快感に思えるシャマラン好き

 

の方は楽しめる映画かと思います。  

 

 

 

 

さてそれ以外の方々はこれをエンターテインメント作品として楽しむか、好意的に解

 

釈するとすれば、マイノリティ として苦しんでいる人達へのエールともとれますし、

 

他人への理解を求めるメッセージにもとれます 真意は監督のみぞ知るですが、、。

 

 

 

 

少なくとも、私個人が観たかった作品とは少しズレがありましたが、それなりに楽し

 

める作品だと思いますし、ジェームズ・マカヴォイ を見るだけでも価値はあると思い

 

ます。  はてなマーク マークが多々登場する映画ですが、機会があればご覧になってみて下さい

 

ませ、です。  

 

但し、「アンブレイカブル」 と 「スプリット」 を観ておく事は 必須 でございますよ。  目

 

では、また次回ですよ~!  バイバイ