大学生のビル・ガンビーニと、スタン・ローゼンシュタインは、大陸横断の旅の途中で立ち寄った、アラバマ州ワーズ市のコンビニエンス・ストアの店員が殺害された事件の容疑者となり、困り果てたビルは、ニューヨークで弁護士をしている従兄のヴィニーに助けを求めた。キャデラックでフィアンセのモナ・リサを連れてワーズ市に駆けつけたヴィニーは、ビルとの再会を喜んだが、弁護士になったのは6週間前で法廷に立ったことがなく、司法試験に合格するまで6年間もかかったことを明かしビルをがっかりさせる。いよいよ開廷となるが、、。
こちらは1992年制作の アメリカ映画 です (119分)
ジョー・ペシ が堂々主演の 裁判コメディ映画でございます。 そのフィアンセ役の
マリサ・トメイ が本作の演技で、アカデミー助演女優賞を受賞されております
こういった作品で受賞するのって、良いですな~ 他にも、懐かしの 「ベスト・キ
ッド」こと ラルフ・マッチオも出演しているという。まだ80sの香りが残る良作で
す。
西海岸の大学に転校が決まった NYの大学生 ビルと友人のスタンは、オープンカ
ーで大陸横断ドライブをしながら転校先へ行くことにしますが、 途中アラバマ州
のコンビニに立ち寄り買い物を済ませ、再び車を走らせます。 しかし、誤って缶詰
めを一つポケットに入れたまま出て来てしまった事に気付きます
「あちゃ~」 と思ったその時、後ろにパトカーが、、、まさか! と思っている間に
逮捕されてしまいます。 缶詰め一つで逮捕か? と取り調べに応じていると、ナント
罪状は 「殺人」 彼等が立ち寄ったコンビニで殺人事件が起こり、二人はその容疑
者となってしまったのでありました。
そこでビルは、弁護士であるいとこの ビニー をニューヨークから呼び、弁護を依頼し
ますが、何という事でしょう!ビニーは今回初めて法廷に立つという新米だったので
した。
といった所から始まるこの物語。 フィアンセを連れ立ってのビニーの登場のインパ
クトは、町に不釣り合いで浮いた感満載のいで立ち。 そのまま弁護に立つものだ
から、判事に注意される始末。 これが何度もつづくものだから、侮辱罪で自身まで
檻の中へ、、
そんな頼りないビニーを援護するのが、ちょっとケバイ感じのフィアンセのモナ。
そのくせなかなか頭が切れる彼女が、ポイントポイントでビニ―を奮起させる姿が可
愛カッコイイのでした。
最初はルールや用語もままならなかったビニ―が、徐々に弁護士らしくなっていく姿
にコメディながら感動すらしてしまいます。 そのビニーが敵対するのが、対する弁
護士ではなく判事という所も愉快で、この二人の掛け合いが本作の見物の一つです。
「グッド・フェローズ」 や 「レイジング・ブル」 での饒舌なジョー・ペシの良い味
が出ております。 コメディ映画なので、荒い部分も多いですが、 裁判劇の醍醐
味とカタルシスは十分楽しめますし、エリートではないビニーの 「ロッキー」 のよう
な感動までも味わえてしまうお得な作品です。
ちょっと落ち込んだ時にご覧になると、元気をもらえる映画だと思いますので、この
機会にでもご覧になってみて下さいませです。
では、また次回ですよ~!