自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々だったが、、。

 

 

 

 

 

 

こちらは2018年制作の 日本映画 日本 です (96分)

 

今さらながらの鑑賞となりました。 もう散々、メディアやSNSで話題になり、低

 

予算作品でありながらの 大ヒット映画です。 すでにご覧になった方も多い事でしょ

 

うね。

 

 

 

 

 

 

8mm  鑑賞するまで情報をシャットアウトするのに苦労いたしましたが、それでも耳に

 

聞こえる 「面白い!」 の評判。 なるべくフラットな状態で、いざ鑑賞でございます

 

私個人の感想といたしましては、まず 「思っていたのと違う、、、」 でした。 それ

 

は決して悪い意味ではないものですが、漏れ聞こえて来てしまった情報から、勝手に

 

私が描いていたお話。 例えば 「シックスセンス」 的な構成や、クリストファー・リ

 

ーヴの 「デストラップ」 のような、劇中劇のような大きな落ちや、観客をだますタイ

 

プのどんでん返しのあるような作品だと思ってしまっていたもので、ちょっと肩透か

 

しを食らい、その意味では 「だまされた!」 作品でした。 滝汗

 

 

 

 

 

 

予告すら見ていなかったもので、今回 鑑賞後に見たのですが、ほぼそこに紹介されて

 

いたのですね、、、 そう、単純に言ってしまえば、如何にして冒頭にあるゾンビ映

 

画を製作していたのか はてなマーク のメイキングを後から見せられるという、2部構成が斬新な

 

作品でした。 ドクロ

 

作品を見始めての違和感、まるで舞台劇を見ているような発声や不自然な動き。変な

 

間やぎこちなさ、といったワンショット映画ならではの不具合さとB級感を、後半で

 

のメイキングで回収させていくのを楽しむ作品であります。 

 

 

 

 

 

 

こちらは事前に完成品を観ているという効果で、あの「変な間」 はこういう事だった

 

のかびっくり!と、裏でのハプニングやバタバタの現場、B級作品の手作りの雰囲気、映画製

 

作も楽しめる 「人間ドラマ」 にもなっております。 カチンコ

 

劇場ではかなり笑いが起きていたようですが、ツボが違うのか?私にはあまり 「笑

 

い」 は起きませんでした (劇場で観ていたら違ったのかも知れませんが、、はい。)

 

個人的には 「ポン!」 と 番組の女性プロデューサーの 「顔力」 にはまりましたが、

 

そうそう、監督の娘さん役の、Tシャツのプリントセンスも素敵でありました。

 

 

 

 

 

 

ただ、こんな番組を生放送でやるか?(それありきのカメラを止められないのです

 

が) や、中盤のドラマ部分でちょっと中だるみ感があり、そもそもの 伏線ゾンビ映

 

画部分が、さほど ドキドキワクワク しない私でした。 一番大きかったのは主演女優

 

さん 「よろしくで~す!」 を連発しますが、表情が乏しくて、ゾンビ映画あるある

 

の 「薄着でボンキュン ボン」 ボディではなかった点 あせる 「個人的にタイプではなかっ

 

た」 という作品とは全く関係ない所が残念でございました。(酷い感想ですな、、)

 

そんな細かい事を吹っ飛ばす、ラストの 人間ピラミッド が、本作のある意味 「本

 

質」 が表れている重要な場面です。 映画製作や、モノづくりの本質を上手く表現し

 

たショットで、これを最後にもってこられると、全て許せて、もう文句は言えなくな

 

ってしまうという ズルさなのでした。

 

 

 

 

 

 

B級作品を逆手に取りチープ感と映画作り愛をふんだんに爆発させたような作品です

 

何故ここまで話題に はてなマーク という気もしますが、観て損はしない作品だと思いますの

 

で、「 機会があれば 」 ご覧になってみて下さいませです  目

 

 

では、また次回ですよ~! パー