惑星から降り注いだ光線によって地球上の死者が復活。その群れは生者に襲いかかり、次々と数を増やしていく。テレビ局員のスティーブンと恋人フランシーン、そしてSWAT隊員のロジャーとピーターは郊外のショッピング・センターに避難するが、やがてそこにも死者の群れが侵入し……。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは1978年制作の アメリカ アメリカ イタリア イタリア の合作映画です(115分)

 

ゾンビ映画の記念碑作品 「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」 が1968年に制

 

作され、同作の監督 ジョージ・A・ロメロ が、その10年後に再び ゾンビ を主演に

 

迎えたのが本作となります ホラー 公開当時、私はまだ小学生で この映画のポスターが

 

怖くて  印象に残っておりました 

 

             こんなの反則です ドクロ

 

 

 

 

昔って、電柱 電柱 とかにもポスターが貼ってありましたよね~って、ある世代にはお分

 

かり頂けると思うのですが、、、(あんな物、小学生の通学路に貼ったらいけませんで

 

す )で、本編でありますが 惑星から降り注いだ光線によって地球上の死者が復活し

 

たらしい後の、テレビ討論場面から始まるのであります テレビ いよいよその脅威が間近に

 

迫った時、テレビ局に勤める恋人同士の スティーブン と フランシーン は局のヘリコ

 

プターで都市からの脱出を決意します  

 

 

 

 

友人の SWAT隊員の ロジャー と ピーター を誘い、4人で都市から離れる事には成功

 

するのですが、燃料切れもあり 見つけた 巨大ショッピングモール に降り立ちます 

 

そこで事の成り行きを見る為、ショッピングモールに留まる事にします 建物の中は

 

快適で、食料から毛皮、現金まであり ひとときの安らぎを覚えます (このシーンだけ

 

はコミカルで、自分もデパートが自由になったら こういう事するだろうな~という場

 

面であります) 

 

 

 

 

より安全を期す為、外にトラックでバリケードを作る事にします シールド ​​​​ベビーフェンス が、途中

 

外で ロジャーがゾンビに襲われ怪我を負ってしまいます ケガの為どんどん弱ってしま

 

う ロジャー 「ゾンビになったらすぐ殺してくれ!あんな姿で彷徨いたく無い!」 と

 

仲間に伝えます(ゾンビに襲われ死んだ者は、死後 ゾンビになってしまうという設定

 

は、この辺りで定着したようですね) そして遂にゾンビ化した ロジャーを泣く泣く殺

 

します 銃

 

 

 

 

そんな時、盗賊団がショッピングモールに目をつけ、バリケードを破り 遂に侵入され

 

てしまいます それと同時に侵入してくるゾンビ おばけ そこからは三つどもえの争いにな

 

ります その最中、スティーブンがゾンビに襲われゾンビ化してしまいます 彷徨う

 

ゾンビ、そして盗賊団ゾンビはますます増えて行き、盗賊団も犠牲になって行きます 

 

残された フランシーンと ピーター は燃料の残り少ないヘリに乗り込み ガソリン 行く当ても

 

なく飛び去って行きます 誰も居なくなった ショッピングモールにはゾンビ達が彷徨

 

い歩いているのでありました ゾンビ  トボトボゾンビ

 

 

 

 

最近でも活躍する ゾンビ というキャラを定着させた ジョージ・A・ロメロ はある意

 

味偉大な業績を残しました 2002年制作の 「28日後、、」 辺りからゾンビが走

 

り始め、より恐怖感が増しましたが今作では、ただただ彷徨い歩いており、メイクも

 

ただグレーに塗っただけ、という 山海塾 状態であります 青い輝彦 (当然予算も無かったで

 

しょうしね) 急に飛び出して来て ドキッビックリマーク とさせる、よくある演出も無く  怖がりた

 

い方には今作はちょっと 古めかし過ぎるかも知れませんが、ゾンビ映画に貫かれたテ

 

ーマ性は、もうここで完成されております

 

 

 

 

如実に表れているのがラストの描写で、ショッピングモールに並ぶ高価な商品には目

 

もくれず、それらをなぎ倒しながら彷徨う姿は、まるで豊かな生活にしがみつく、消

 

費社会に翻弄される現代人の風刺にも見えます ラスト、ヘリで逃げる二人 フランシ

 

ーンは妊婦ですし、ピーターはアフリカ系アメリカ人です 深読みすると、その後の

 

世界を引き継ぐのが、女性とマイノリティだ という監督のメッセージにも思えるので

 

あります 

 

 

 

 

素人目にもちょっと微妙な編集や演出が目立つ部分もありますが、この時代に、この

 

ような映画を作った意欲を評価したい作品であります ホラー好きの方等、この機会

 

にゾンビの原点的な本作をご覧になってみてはいかがでしょうか はてなマーク です

 

では、また次回ですよ~! バイバイ

 

 

 

 

 

 

 

日本の当時の予告と、リマスターされた予告でございます 宜しければご覧ください