71年に初演された人気ブロード・ウェイ・ミュージカルを基に、当時「サタデー・ナイト・フィーバー」で人気絶頂だったトラヴォルタと、70年代に数々のヒット曲を出したポップス・クイーン、O・ニュートン＝ジョンの共演で描いた学園ミュージカル
- GREASE - 監督 ランダル・クレイザー
出演 ジョン・トラヴォルタ、オリビア・ニュートン＝ジョン、
ストッカード・チャニング 他
こちらは１９７８年制作のアメリカ 
映画 です（１１０分）
夏休みの避暑地で知り合った高校生のダニーとサンディ ひと夏の恋で終わったはずだったがサンディは父の転勤でダニーと同じ高校に転校してくる サンディは思いがけない再会に喜ぶが、実はダニーは「Ｔ・バーズ」という不良グループのリーダー 仲間の手前、つれない素振りをするダニーに怒ったサンディは、、、
学園ミュージカルの代名詞といえば必ず名前があがるのが本作。 既にご覧になっている方も多いとは思いますが、懐かしさのあまり、数年ぶりに鑑賞してみたしだいです
今さらのストーリーでありますが、舞台は50年代のアメリカです。 高校生の ダニー とサンディー は、夏休みの避暑地で知り合い恋に落ちますが 
オーストラリアから来ていた彼女は帰国する事になり二人はそのまま別れる事になってしまいます。 夏が終わり、新学期が始まります （アメリカでは秋から新年度のようです） ダニーは不良仲間達と再会し、夏休みの出来事を話し合います。
別の場所では、オーストラリアに帰ったはずのサンディーが、父親の仕事の関係でダニーが居るとも知らずにその高校に転校して来ます。 彼女も新しく知り合った友達の前で、過ぎ去ったひと夏の恋の話をするのでした。 その恋の相手が高校に居るダニーだと知った友達は、サプライズで二人を逢わす事にします。
再会に喜ぶ二人でしたが、ダニーは不良仲間の手前、サンディにぎこちない態度を取ってしまいます。 ダニーの変な態度に、サンディは自分への愛が冷めてしまったのだと思い込み悩みますが、ダニーが二人きりの時間を作り、誤解を解く事に成功します！
しかし、その後も学校でのダンスパーティでのダニーの失態や、ライバルとのカーレイス勝負などの出来事があり、ダニーとサンディーの距離は、近づいたり 離れたりをくり返します。
卒業式を迎えた日、ダニーはトレードマークだった革ジャンを脱ぎ、仲間の前にさっそうと登場します。 それは高校生活からの卒業を意味していたのです。 ダニーのその姿に淋しさを感じる仲間達。 そこへ サンディーがやって来るのでありましたが、、という青春の輝く日々の恋愛と友情を歌とダンスで綴ったグラフィティ映画です。
元々はブロードウェイのミュージカルを映画化した作品で、出演者の多くはブロードウェーで活躍されている方々ばかり。その為、高校を舞台にしているにもかかわらず出演者の皆様が高校生に見えない！なんて野暮な事はどうでもいいのでございます。 とにかく、華やかで楽しい歌とダンスを楽しむ為の作品と言っても過言ではありません。
サンディー役の オリビア・ニュートン＝ジョンが、ストレートヘアの髪を結び、ヒラヒラスカートの清楚スタイルから、ソバージュヘアーのロック調のタイトな黒スタイルに変貌したりのファッションの楽しさと歌の凄さ。 対するジョン・トラボルタ のキレッキレのダンスの表現力。 そして時折見せる笑顔がこれまたチャーミング素敵です。 彼が登場する場面での、振り返りざまの笑顔のキラキラ感に当時のオーラが画面から溢れております。
全般的にコメディ仕立てになっていますが、その中でも不良だったダニーがサンディーに気に入られるために、スポーツ路線にシフトチェンジしようと、バスケ部に入部して奮闘しますが、全く運動が出来ないというダメダメな場面はついつい笑ってしまいました。
まだ暗黒のベトナム戦争を経験する前の、強く華やかなアメリカを象徴するような、底抜けに明るく、ポジティブな思考が作品を彩っていて、高校のキャンパスライフをはじめ、衣装や車、セット等 がとにかく明るくカラフルで、視覚的にも楽しめます。 舞台にも出演されている俳優さんも多数出演されている為か、誰一人高校生には見えませんが、それもアメリカエンタメ映画あるあると温かく見守りましょう。
ポップで素敵な音楽、華やかで夢あふれるダンスと、もうそれだけで十分な作品です。とにかく、観ているだけでハッピーな気分にれる ミュージカルの王道映画ですので、落ち込んだ時にでもご覧いただいて、気分を上げてみるのも良いかも知れません。そして主演二人の凄さを再確認してみてはいかがでしょうか、です。
では、また次回ですよ～！ 
こちらも楽曲といい、振付も有名な 「Greased Lightning」 です カッコイイであります