フランス・ノルマンディ地方の田舎町に引っ越してきたブレイク一家 一見ごく普通のアメリカ人家族と思いきや、主のフレッドはなんと元マフィアのボス 敵対するファミリーのボスを売ってＦＢＩの保護証人プログラムを適用され、家族とともに世界各地を転々とする日々を送っていた 監視役のＦＢＩ捜査官スタンスフィールドから地元コミュニティに溶け込めと忠告されるも、ついつい悪目立ちしてしまうフレッド おまけに妻と２人の子どもたちもかなりのトラブルメイカー そんな彼らの潜伏場所が仇敵にバレるのは時間の問題 ほどなく一家のもとには、フレッドの首を狙う完全武装の殺し屋軍団が送り込まれてくるのだったが…。
こちらは２０１３年制作の アメリカ 
フランス 
の合作映画です （１１１分）
「レオン」 「フィフス・エレメント」 の リュック・ベッソン 監督作品の今作であり
ますが、製作総指揮に マーティン・スコセッシ がおられる事で、流石のベッソンの名
も霞む感じがいたします 
その上、主演は ロバート・デ・ニーロ 
ベッソンに
入る余地はあるのか！？です。
その妻に ミシェル・ファイファー 「スカーフェイス」 ではパチーノの奥さんでした
な～ そして トミー・リー・ジョーンズ 「ノー・カントリー」 「逃亡者」 まで出演さ
れている豪華さ これでつまらない映画になる訳がない！と、監督にプレッシャーを
かけるいけない私、、
お話の舞台は、フランスのノルマンディー そこに デ・ニーロ扮する ブレイク一
家が越して来ます。実はこの一家、FBI の証人保護プログラムを適用され、偽名を名
乗って世界各地の隠れ家を転々とする生活を強いられていました その一家を見守る
トミー・リー・ジョーンズ扮する ＦＢＩ捜査官のスタンスフィールド 父のフレッドを
筆頭に、なんとか町に溶け込もうとするのですが、なかなか昔の癖から抜け出せず、
時々ギャングだった頃の悪い習慣が出てしまうのでした 
妻もなかなかの極妻で、出身地をからかわれたスーパーを爆破させるという度胸妻
この夫婦にあって、この子ありという姉弟もなかなかの実力者 転校初日、姉のベル
はナンパ集団をテニスラケットでボコボコにするし 
弟のウォレンは、登校初日で
学校内の生徒の力関係を把握し、巧みに生徒の裏社会を牛耳る存在になる天性の才能
の持ち主でした。 そんな家族の生活を描きながら、フレッドによって刑務所に入っ
ているギャングのボスは復讐の為、ずっと彼の行方を手下に追わせているのでありま
した 
そして、ある事がきっかけになり、遂にフレッドの居場所がギャングにバレてしま
い、ギャング集団とフレッドが、彼の家を舞台に銃撃戦を繰り広げる事とあいなるの
でした！といった感じの コメディとアクションを合わせたような作品であります ま
るで セルフパロディのようなデ・二―ロですが、この映画の中でも現役時代を演じて
いるのですが、その姿は正にまだまだ現役でして、かっこよかったのであります 現
在の身を隠すデ・二―ロも渋くてたまりません デ・ニーロ、パチーノ に憧れた世代
の私でありました。
劇中 デ・ニーロとトミー・リー・ジョーンズが並んで、ある映画 （スコセッシ作品）
を鑑賞する場面は往年のファンにはたまらないものがありました 男優は年相応に味
になるのに、女優さんは色々いじくってしまうのが悲しい限りです 
かのフェ
イ・ダナウェイ を久々に見た時のショックたやるや、、、
と、関係ない事を呟いてしまいましたが、夫婦の長女を ディアナ・アグロン という
女優さんが初々しく演じています ドラマ 「glee」 に出演されているそうですが、観
た事ないのですいません。プラス＋フレッドが飼っているわんこも登場します 
この
わんこだけはさすがに名前を変更しなくていい身分なのですね（その名前が、笑）
映画自体はそこそこ楽しめたのですが、コメディ、アクション、ファミリー、という
要素はあるものの、これ！っていう主軸が特に感じられないのは残念でした 現在の
ベッソンを象徴しているような気さえしてしまいます 確か 「グラン・ブルー」 撮っ
た人ですよね、、、
とは言え、出演者の演技は素敵ですし、私のような人や、サラッと楽しめる作品を観
たい方には楽しめる作品になっていると思いますので、時間があったらご覧になって
みてはいかがでしょうか 
でありまする
では、また次回ですよ～！ 
