とある荒れ果てた倉庫で、2組の ギャンググループが銃取引のために顔を合わせる 簡単に終わるはずが、用意された銃が注文と違うなど、いくつかの行き違いが重なり、一人が衝動的に拳銃を発砲、たちまち現場は至る所で銃弾が飛び交う混乱状態に いつしか味方への疑心暗鬼も深まり、もはや全員が自分が生き残るためだけに必死に銃を撃ちまくるのだったが…。
こちらは2016年制作の イギリス フランス の合作映画です (90分)
マーティン・スコセッシ の名前が入った予告を見て興味が湧きレンタルしてみました
街外れの倉庫 で行われる武器取引 そのワンシチュエーションのみでの展開となり
ます。 決して嫌いじゃありません。
武器商人のギャングと、IRAの支援者と思われるグループ 深夜の工場跡倉庫
で取引が始まります しかし、注文とは違う銃が出て来て 取引はキャンセルとな
る所でしたがギャングに口説かれ、渋々取引を再開 お互い無事に早く事を済ませて帰
りたい、、、 しかし、その中に偶然 昨夜バーで、ひと悶着あった二人が居た事
で口論となります。互いの仲間がなだめて、取引を収めようとした矢先 怒りの収ま
らない一人が発砲 そこからギャングとIRA側の 5対5 の怒涛の銃撃戦が始ま
ってしまいます
面白いのがこの銃撃戦、皆 射撃に慣れてなかったり、下手だったりと、ある意味リア
ルではあります 発砲の応酬によって 皆、肩やら足やら何処かしら銃弾を受けた状態
で、自分の利己目的の為に行動を始めます このカオスな極限状態の中で
の言動や行動がコミカルにも見え、ラストまで生き残り、勝者となるのはいったい誰
になるのか?がこの映画の大まかなお話となります。
映画の舞台は70年代に設定されているようで、ファッションや髪型、音楽等が設定
の小道具としてアクセントになっていて、ネタとしてもいじられています (何故か車
から流れる ジョン・デンバーの明るい曲が不似合いで笑えます ~ )
ただ前半で、個々のキャラクターの紹介が短い為、銃撃戦が始まってから、誰がどち
らのメンバーなのか分かりずらい事になってしまいます その上、皆 地面にはいつく
ばっているので薄汚れ、服の個性も大して他のメンツと変わりが無く、ヒゲも生やし
ているので 観ているこちらも混乱してしまいます。明確な位置状況も分かりづらい
為、緊迫感が伝わらないのが残念でありました
ですが、出演者は結構豪華です 唯一の女性に ブリ―・ラーソン (ルーム) キリア
ン・マーフィ (インセプション) シャールト・コプリー (第9地区) アーミー・ハ
マー (ソーシャルネットワーク) ジャック・レイナー (シングストリート) サ
ム・ライリー (マレフィセント) ノア・テイラー(チャーリーとチョコレート工
場) エンゾ・シレンティ (ガーディアンオブギャラクシー) 他です。
私の好きな要素満載の映画でしたが、ちょっと会話のユーモアさと、分かりやすさが
あればもっと くだらなくて、面白い作品になったようで、ちょっと残念感はありまし
たが (タランティーノだったら、、、) それなりに楽しめる作品になっておりますの
で (個人的にハードルが上がってしまっていたので です) 短時間に凝縮された
お馬鹿の銃撃戦を楽しむには良い映画ではないかと思いますので、機会があればご覧
になってはいかがでしょうか です。
では、また次回ですよ~!
前半と後半でカーステから流れる ジョン・デンバー であります このシュール感